約10坪のテナントを借りてコインランドリーを運営。店内の清掃や集金はパートを雇って任せている。運営に手間なし
不動産投資の「お金も労力もハンパない」というイメージに引きずられ、一歩を踏み出せずにいるサラリーマンも多かろう。だが実際、本業は会社員でありながら投資を成功させ、専業大家に転身する人も少なくない。今回は不動産投資を成功させる極意を実例から学ぶ。

◆不労所得が可能な高収益副業モデル

 不動産投資といえばアパートやマンションへの投資を思い浮かべるが、それだけではない。IT企業で働くあにまるさんが投資するコインランドリーもそのひとつ。

「もともとは都市部の新築不動産投資家としてキャリアを積んできました。しかしここ2、3年、土地の価格が値上りし、条件に合うものは皆無に等しい状態。必然的に別の投資先を探すようになり、参入者が少なくて儲かる可能性も高そうなコインランドリーへの投資に目をつけました」

 コインランドリー投資は、土地を買うか、テナントを借りるかの二者択一をまず決めなければならないそうだ。

「私は後者を選択しました。テナントを借りて始めたほうが費用的に安いのと、希望通りの立地にあるテナントを見つけられたからです」

 テナントについても二択を迫られる。コインランドリーは都市型店舗、地方型店舗に分かれ、神奈川県某所のテナントに決めたあにまるさんのケースは都市型店舗に該当するという。

「コインランドリーは立地が何より重要。独特な条件があり、アパートなどの不動産投資の基準とは異なります」

 その“独特な条件”とは一体?

「まず、単身者ではなく共働きの主婦層をターゲットにするため、駅近である必要はありません。むしろ駅から遠いほうがテナント料が安くすみます。都市型店舗の場合、望ましいのはスーパーやドラッグストアなどが並ぶ生活道路沿いにあること。店舗前に車を一時停止させ、コインランドリーに洗濯物を入れて買い物へ、という行動をできるのがベストです。発見したテナントはこういった理想にピッタリでした」

◆無人で24時間営業。機械が働き稼いでくれる

 あにまるさんはコインランドリー事業を展開する会社のFCに加盟。必要な設備やノウハウを学び投資に臨んだ。

「初期投資は1600万円を投じました。洗濯機と乾燥機の購入費用に1100万円、店舗の施工費に500万円です。ただ全額、日本政策金融公庫からの借入で賄うことができたので、実質資金はかかっていません」

 約10坪のテナントに洗濯機3台、乾燥器4台を配置し、2014年に開業。周辺地域に宣伝チラシを撒くなどして、運命のときを迎えた。

「コインランドリーの利用者はどのくらいいると思いますか? 統計的には全世帯のわずか2%です。だから、本当にお客さんが入るのか、当初は不安でいっぱいでした」

 だが、その不安は取り越し苦労に終わる。フタを開けてみたら利用者が多数訪れ、大繁盛となったのだ。

「コインランドリーを一度使うと、やみつきになるんです。2〜3日分の洗濯物を家で洗濯、乾燥したら何時間もかかるのが普通ですが、コインランドリーなら洗濯20分、乾燥40分と約1時間で完了。このスピードの早さに感激し、多くがリピーターになってくれるんです。結果、売り上げは順調に増え、現在月平均50万円に達しています」

 売上げ50万円から、テナント賃料、洗剤代、水道光熱費などの経費を差し引いた実入りは約25万円とのこと。利益率50%の高さだ。

「運営の手間もありません。基本は無人で24時間営業。機械が働いてチャンリンチャンリンと小銭を稼いでくれます。ほったらかしOKなので副業に最適ですね。さらにアパートなどの運営につきまとう空室の悩みがなく、機械は定期的にメンテすれば20〜30年稼働すると言われています」

 唯一の問題は天気である。

「晴れの日が続くと売上げは落ち、雨が続くと逆に上がります。ちなみに’15年は雨の多かった9月に最高売上げ65万円を記録しました」

 実践者がまだ少ないコインランドリー投資。早いうちがチャンスだろう。

【あにまるさん】
システムエンジニア。48歳。新築不動産投資、コインランドリー投資、FX投資を副業で実践。
http://ameblo.jp/animal333/

― 猿マネ不動産投資最新メソッド ―