21日、韓国政府が決定した国定歴史教科書の導入に対抗し、代替となる教科書の制作を推進する全羅北道教育庁が、「代案教科書」の執筆陣31人を発表した。国定教科書の誤りを正した上で、新たな教科書を発刊する計画だ。写真はソウルの景福宮。

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2016年1月21日、韓国・聯合ニュースによると、韓国政府が決定した国定歴史教科書の導入に対抗し、代替となる教科書の制作を推進する全羅北道教育庁が、「代案教科書」の執筆陣を発表した。

公開された執筆陣は教授12人と教師19人の合計31人。古代、高麗時代、朝鮮時代、近代、現代の5分野を分担し執筆する。教育庁によると、いずれも教科書の執筆や大学修学能力試験の出題経験がある実力十分の人物で、関連学会からの推薦を受けている。

教授らは3月から執筆を開始し、8月までに草稿を完成予定。来年3月に中学・高校用の国定教科書の内容が明らかになり次第、その問題点や誤りを正した上で、半年後の9月に「代案教科書」を発刊する計画だ。

韓国では、朴槿恵(パク・クネ)政権が強硬に推し進めた歴史教科書の国定化に対し根強い反対意見があり、国定教科書の執筆陣は今も非公開のままだ。歴史の専門家までもがこのように結集して大々的に反対に回ったことについて、韓国のネットユーザーからは改めて政府批判の声が数多く寄せられた。

「国定教科書よりもずっと良い教科書を作ってほしい。そうなると信じている」
「朴槿恵大統領は韓国の歴史を汚している」
「教科書はこうやって作る物だよ。名声と人望ある執筆陣が、公開討論とかを通して。密室で作られるのは、教科書ではなく政治の道具にすぎない」

「ちゃんとした教科書を期待してるよ」
「朴大統領の駄目な所もこの教科書に載せてね」
「朴政権になってから、どうしてこうも秘密が多いんだろう?大統領の7時間の行方も秘密、教科書の執筆陣も秘密、安倍(晋三)さんとの電話の内容も秘密…」

「感謝。これで国が正されることを願う」
「全羅北道教育庁はまだ大丈夫だね!これをきっかけに、他の道教育庁でも国定教科書に対抗してほしい。それでこそ、子どもたちが歪曲(わいきょく)され偏った歴史ではなく、しっかりと客観的な歴史を学ぶことができるはず」
「情けない国、ヘル朝鮮。間違った大統領を選んだせいで、とんだことになってるよ」(翻訳・編集/吉金)