韓国KBSが放送したドラマ「武林学校」で、山中で暖を取るために人民元を燃やすシーンがあったとして、中国の多くのネット民が怒りや嫌悪感を示した。(写真は新浪微博の20日付掲載の画面キャプチャー)

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 韓国KBSが放送したドラマ「武林学校」で、山中で暖を取るために人民元を燃やすシーンがあったとして、中国の多くのネット民が怒りや嫌悪感を示した。

 「武林学校」は1月11日に放送がスタート。男子アイドルグループ「VIXX(ヴィックス)」のイ・ホンビンが「父親は中国の大企業である上海集団の経営者、母親は韓国人」との役どころで出演している。イはもう1人の男子と、山で一晩を過ごす破目に陥った。

 暖を取るためにたき火をしようとしたが、枝や枯葉にうまく火がつかない。「紙があれば」となったが、持っていない。と、イが持っていた人民元の100元紙幣を何枚も燃やす。炎を見つめながら「この火、どれだけの値段なんだろう」といったセリフをつぶやきもする。

 このシーンを知った中国のネット民が激怒した。中国メディアの新浪網の芸能カテゴリーは、新浪網が運営する中国版ツイッターの「新浪微博(ヂンラン・ウェイボー)」に、20日午前11時29分(日本時間同日午後0時29分)に同話題を掲載した。日本時間同日午後5時15分までに、3800を超えるコメントが寄せられたが、ほとんどが怒りを示したり、韓流ドラマへの疑問を示すものだ。

 午後5時15分時点で「いいね」が最も多いのは「韓国人は、最近のわれら大天朝の愛国情熱の高まりを知らないとみえる」だ。なお、同コメントの「韓国人」の部分には、中国で韓国人を侮蔑して使う際に用いられる用語だ。

 なお、同コメントには、かなり微妙なニュアンスもある。「天朝」というのは歴史的には中国の尊称の1種だが、現在では、自国の現状を皮肉る際に用いられることの多い語だから。従って同コメントは、「中国がどうしようもないことは分かるが、なめるなよ」といった具合に読み取ることも可能だ。

 ストレートに怒りを示す書き込みは多い。「なんで、ウォンを燃やさないんだよ」、「世宗大王を燃やせ」、「クソ。一発でこのドラマが嫌いになった」、「韓ドラは最近、問題を起こしてばかり」などだ。

 「人民元の火力が足りないよ。同じ金額ならウォンの方が長く燃えているよ」との書き込みもある。人民元レートの下落を念頭に置いた自虐ユーモアのようだ。逆に「ウォンなんか価値ないものなあ」といった書き込みもある。(編集担当:如月隼人)(写真は新浪微博の20日付掲載の画面キャプチャー)