リオデジャネイロ五輪アジア最終予選(AFC U-23選手権)を戦っているU-23日本代表の手倉森誠監督が21日、翌22日に行われる準々決勝イラン戦を前に公式記者会見に出席した。

 グループリーグで3連勝を飾るだけでなく、第3GKの牲川歩見(鳥栖)を除く登録メンバー22選手をピッチに送り込み、システム変更して試合に臨むなど、順調に準々決勝まで駒を進めてきた。しかし、イラン戦に向けて指揮官は「間違いなく、厳しいタフなゲームになる。イランのアタッカーは破壊力があると感じています」と警戒を強めている。

「組織的にも戦術的にも、スキル的にも高いものが求められる。ミスをした方が負けるゲームになる」と勝敗を分けるポイントを挙げ、「集中力を高めて臨みたい」と語った。

 手倉森ジャパンは過去、14年1月のAFC U-22選手権でイラク(●0-1)、同年9月のアジア大会で韓国(●0-1)に準々決勝で敗れており、ベスト8は鬼門となっている。指揮官は過去の経験を、今こそ活かすべきだと言う。

「この大会の準々決勝のために、これまでの準々決勝で負けさせられてきたと。今まで悔しいことしか経験していないチームですから、悔しさのパワーを明日注ぎたい。しっかりと喜びに代えられるように戦っていくだけです」

 リオ五輪出場権は上位3チームのみに与えられる。そのためにも鬼門は必ず突破しなければならない。過去に2度、苦い経験を味わってきた舞台で、手倉森ジャパンは成長の跡を示すことができるだろうか。

(取材・文 折戸岳彦)


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