寒サバがおいしい季節。江戸時代から、江戸前寿司ではサバの生臭さを消すためにわさびが使われていました。今ではわさびは、風邪や花粉症を予防・改善する成分が含まれる健康食としても注目を集めています。日本人なら知っておきたいわさびの健康効果をまとめてみました。

わさびにはどんな成分が含まれる?

わさびには辛味成分アリルイソチオシアネートが含まれます。この成分には強い抗菌・殺菌作用があり、魚の生臭さの原因となるトリメチルアミンを抑えるはたらきを持ちます。魚にはさまざまな細菌や寄生虫が存在している可能性がありますが、わさびを使うことで、大腸菌、黄色ブドウ球菌、緑濃菌などの繁殖を抑えたり、寄生虫を殺したりする効果が期待できるのです。

わさびで風邪や花粉症予防も?

アリルイソチオシアネートは、抗菌作用があり風邪を予防するとともに、花粉症を引き起こすたんぱく質にはたらきかけてアレルギー症状を抑える効果があるといわれます。消炎作用により、のどの腫れや痛みを改善する効果も期待できます。

寒サバの成分でも花粉症予防

寒サバなどの青魚にはDHAやEPAが含まれていて、血液をサラサラにすることはよく知られていますね。それに加えて花粉症予防にも効能があることが分かっています。アレルギー症状を引き起こすロイコトリエンという成分は、細胞膜の脂肪酸(アレルギン酸など)によって作られます。ところが、DHAやEPAがこの脂肪酸に代わるはたらきをするため、ロイコトリエンができにくくなります。ロイコトリエンが少なくなることで、花粉症の鼻水などの症状を予防・改善します。旬の寒サバとわさびの成分を組み合わせることで、花粉症の症状が少しでも軽減されるといいですね!


writer:松尾真佐代