準々決勝。ここが手倉森ジャパンの鬼門となっている。リオデジャネイロ五輪アジア最終予選(AFC U-23選手権)でグループリーグ3連勝と勢いに乗るU-23日本代表は、22日にベスト4を賭けてU-23イラン代表と対戦する。

 14年1月に行われたAFC U-22選手権ではイラク(●0-1)、そして同年9月のアジア大会では韓国(●0-1)に準々決勝で敗れた。ともに先発フル出場を果たしているDF植田直通(鹿島)はサウジアラビア戦翌日に、「やっときたという感じがありますが、いつもここが僕たちの壁になっているので、必ず乗り越えなければいけない」と静かに闘志を燃やした。

 アジア大会から約1年4か月。当時と比べて「雰囲気は違うと思うし、競争意識もより生まれているので、そういう部分はプラスになっています」とチームの成長を感じている。何よりも2度の苦い経験を味わったことで、準々決勝突破に賭ける意気込みが違う。

「ベスト8に対する思いは皆強いです。今回は違った結果になると思うので、しっかりとチーム全員で乗り越えていきたい」

 リオ五輪出場権を獲得するには3位以内に入る必要があり、そのためには鬼門を必ず突破しなければならない。「最後まで集中力を切らさないこと。1点がものすごく大事な展開になってくるので、相手にやらせず、まず点を取ることを意識してやっていきたい」と勝利へのポイントを挙げた。2度の屈辱を味わった舞台で植田は真価を発揮し、ただ勝利だけを目指す。

(取材・文 折戸岳彦)


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