仕事で確実にステップアップするため、空き時間にするべき3つの秘策

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いかんなく自分の能力を発揮していきいきと働いている女性上司や、先輩キャリアウーマン。このまま働き続けるなら、いつかは自分もあんな風になってみたいと思うけれど、そのためにはどうしたらいいの?

働く女性のアドバイザー的存在として多数の著書を執筆している有川真由美さんは、「仕事で充実感を得て、さらにステップアップを目指すのなら、自分の課題を常に意識することがポイントです」と話す。

会社でステップアップするには、上司に対して継続的な成長をしていること示さなければならない。例えば同じ仕事でも、これまでよりも仕上げるのが早い、指摘されていたミスがなくなった…といった向上が見られれば、上司は必ず気が付くもの。

「成長を積み重ねていることが上司や周囲に十分に伝わって信頼が高まれば、ワンランク上の役割を任せようという流れになります。そのためには、自分の課題を常に意識し、克服する努力が必要です」(同)

とはいえ、毎日の仕事だけでも忙しいのに、それに加えて努力するのは大変。そこでおすすめなのが、予定よりも早く仕事が終わったときや、予定が急になくなったときなどに生まれる空き時間を活用すること。空き時間の長さはケースバイケースだけれど、短くて5分、長くても10分程度であることが多いはず。そこで有川さんに、こうした空き時間を活かして、自分の課題を明確にしつつ、日常業務の中で克服する方法を教えてもらおう。
◆STEP1 今取り組むべき課題を3つ挙げる

現在の自分の仕事状況を振り返り、もっとスムーズに仕上げてしかるべき業務や、学んでおくと効率が上がったり仕事の幅が広がったりする知識など、自分の努力によって改善できる点を思いつく限り、書き出して。その中から、改善することで職場の仲間や取引先、顧客により多く喜んでもらえそうなものを3つ選ぼう。これが今、取り組むべき課題となる。

「課題は苦手なことに限りません。長所をさらに伸ばすことでより周囲に喜んでもらえると思うなら、課題に加えましょう。どんな能力を伸ばしたらいいか、上司や先輩に意見を聞くのも手です」(同)

◆STEP2 課題を克服する方法と必要な時間を割り出す

次に選んだ3つの課題について、どうすれば克服できるのかを考え、5〜10分でできる作業に落とし込んで。例えば「企画書作成の上達」という課題で「企画書テンプレートを集めて自分用にアレンジする」という方法を考えたら、それに対して「テンプレートの検索」(5分)、「テンプレートを自分用にアレンジする作業」(10分)…という具合。

「ひとつの課題に対して複数の克服方法が挙がることもあります。小さな作業に細分化して考えて、割り振ってみましょう」(同)

◆STEP3 かかる時間別にタスクを実践

課題と克服方法、それにかかる時間を書き入れてリストにして、職場のデスクに貼っておこう。そして、ちょっとした空き時間ができたら、その時間中にできることを実践して。課題を明文化していつも目に入る場所に貼り出しておくと、しっかりと意識付けができ、より早く確実に克服できる。

「通常業務を締め切りの時間よりも10分程度早くすませることを目指すと、作業がスピードアップするうえ、空き時間を作ることができます。二重の意味でステップアップにつながります」(同)

克服したらチェックマークを入れるようにすると、モチベーションアップになる。3つの課題すべてが克服できたら、再度、STEP1〜3に取り組んで新たな課題を見つけて。これを繰り返せば、確実にステップアップができるはず。

有川真由美
作家・写真家。化粧品会社事務、塾講師、科学館コンパニオン、衣料品店店長、着物着付け講師、ブライダルコーディネーター、フリーカメラマン、新聞社広告局編集者など、多くの職業経験を生かして、働く女性のアドバイザー的な存在として書籍や雑誌などに執筆。44か国を旅し、旅エッセイも手がける。著書は『「働く女(ひと)」の77のルール』『いつも仕事がうまくいく女の41のリスト』(以上、PHP研究所)ほか多数。