「コナミの許可はこれから」初代MGSをUE4で勝手リメイクした『シャドーモセス』、予告動画公開

写真拡大

1998年の初代プレイステーションゲーム Metal Gear Solid を勝手にリメイクした作品『Shadow Moses』が、正式な予告編動画を公開しました。


『Shadow Moses』は1998年に初代PlayStationで発売されたゲーム『メタルギアソリッド』第一作を、最新の3Dゲームエンジン Unreal Engine 4で再現するプロジェクト。タイトルはゲームの舞台となるシャドーモセス島から。

メタルギアシリーズはコナミ作品ですが、『シャドーモセス』はファンが勝手に作り始めたプロジェクトで、コナミからの許諾は得ていません。この点について開発者は、

We just need to clarify something:
Konami owns the MGS copyright and therefore sooner or later
we will need their full permission.
We have therefore chosen to openly share this project from the beginning so that we can deal with any issues that may arise as they come.
We believe this is better than putting years of work into a project only
to get it shut down.
Please, respect this decision.
Thanks for your attention,
Airam.


「遅かれ早かれ、コナミから許諾を得ねばならないだろう」、プロジェクトを初期の段階から公開しているのはこのためで、非公開のまま何年も労力を注ぎ込んだあげくただ差し止められるよりも良いと信じている、とコメントしています。

予告編第一弾や開発中スクリーンショットを見る限り、20年近く前のMGSとは比べ物にならない高精細なテクスチャとつやつやのシェーディング、何体かのキャラクターモデルが歩いているところは確認できますが、実際に遊べるデモなどは提供されていません。

名作リスペクトのあまりインディーズ開発者が勝手に関連作品を作って後から公認を得た例としては、『ワンダーボーイ / モンスターワールド』シリーズの精神を勝手に継ぐ作品として作られ、元開発者にお墨付きを得た『モンスターボーイ』の例がありました。

しかしモンスターボーイの場合はリメイクではなくシリーズのテイストを活かした新規作品で、また公認もシリーズのゲームとしての権利者であるオリジナル開発者からで、『ワンダーボーイ / モンスターワールド』の名前の権利(商標)を持っているセガからではありません。

『シャドーモセス』がゲームを完成させ配布するためには、コナミが気づかない(ふりをする)か、正式にメタルギアシリーズ知財の利用許諾を得るしかありません。この可能性については、まあ相手がコナミだけになんとも言えませんが、プロジェクトチームとしては「シャドーモセスを紹介してくれるのは嬉しいけれど、露骨にコナミを叩くようなことを書かれると、コナミにリメイク製作を納得させるより怒らせてしまう」と、支援者に自制を求めています。