冬に美味しいみかんは、ビタミンCが豊富で風邪予防にもなり美肌にも良いのでたくさん食べたいですね。ところで、みかんのあの「白いスジ」取っていませんか?食感が良くないのできれいに取る人も多いと思いますが、アレには凄い栄養があるのです。

一般的な冬みかんは温州みかん

みかんにも温州みかん、紀州みかん、いよかん、ぽんかんなど色々な種類がありますが、こたつで皮をむいて食べるあのみかんは温州みかんといいます。みかんの果肉にはビタミンCやクエン酸、βクリプトキサンチンといった栄養素が含まれており、オレンジ色の皮は陳皮とも呼ばれ漢方に使われてきました。そして最近注目されているのが、果実を包んでいる袋とスジにあるヘスペリジンなどのビタミンPです。

みかんの白いスジ、その名は「アルベド」

みかんのオレンジ色の皮をフラベド、外皮の内側の白い繊維状の部分をアルベドといいます。果実にもビタミンやカリウムが含まれていますが、この白いスジのアルベドには果実の300倍ものビタミンPが含まれているのです。見た目のとおり食物繊維も豊富なので、便秘にも効果があります。

ビタミンPって何者なの?

ビタミンPとはビタミン様(ビタミンに近い働きをする)物質です。ビタミンというものの、ポリフェノールの一種であり、ヘスペリジン・ルチン・ケルセチンなどのフラボノイドの総称です。これらビタミンPのうち、みかん由来のポリフェノールがヘスペリジン。このヘスペリジンは壊れやすいビタミンCを守り安定させ、毛細血管を強化して血行を良くする効果があるんです。高血圧の改善や脳内出血の予防にも有効とされ、注目されている栄養素でもあります。アレルギー反応による炎症を抑える作用もあるため、花粉症やアトピーの症状も緩和すると考えられています。そんなビタミンPが豊富な「白いスジ」は捨てるのがもったいないですよ。

みかんの皮もまるごと食べるのは無理がありますが、皮もお風呂に浮かべればよく温まりますし、皮を砂糖と水で煮詰めればマーマレードができます。むいた果実はスジや袋をとらずにお口にポイ! で健康になりましょう。


writer:しゃけごはん