「第6回国際照明器具EXPO」のソニーブースで展示された「マルチファンクショナルライト」。照明用のソケットから電源供給ができ、設置工事などが不要(撮影:防犯システム取材班)

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 東京ビッグサイトで15日まで開催されていた「第6回国際照明器具EXPO」に出展したソニーは、2016年度前半での製品化を目指しているマルチファンクションユニットとLEDシーリングライトがセットになった「マルチファンクショナルライト」のデモ展示を行った。

 同製品は、LEDシーリングライトの真ん中にマルチファンクションユニットを設置することで、照明機能はもとより、そこにエアコンやテレビの制御ができるリモコン機能、人感センサーを使った見守りや防犯的な活用方法も可能にするLEDシーリングライトとなる。

 取材時に、同製品のプロジェクトに携わるソニーのデバイスソリューション事業本部の横沢信幸氏に詳細を聞いたところ、昨今のIoTへの社会的な関心を背景に、ソニーでも家電制御を行うための製品開発を行っていたという。そのなかで、マルチファクションユニットの設置場所について考えた際に、設置の際の工事や電源や場所の確保に関する課題に着目し、家庭内で邪魔にならない場所であり、電源の確保もできる場所として、照明用のコンセントを活用した方法にたどり着いたそうだ。

 そこで東芝ライテックが持つ照明に関する安全面や機能面などのノウハウや技術的な蓄積を技術提携という形で提供してもらい、今回のマルチファンクションユニットと組み合わせたLEDシーリングライトの開発となった。マルチファンクションユニットにより、できることは大きく増え、照明に関してはタイマーによるON/OFF、シーンに合わせた調光・調色をスマートフォンのアプリ経由で操作、そして外出先からの消し忘れや防犯目的での点灯といったON/OFF操作が可能。

 また、見守りなどの用途では、マルチファンクションユニットにマイクとスピーカーを搭載していることから、外出先から在宅した家族との音声通話、複数、同製品を設置している家ならインターホンとして部屋と部屋との通話ができる。人感センサーが家の中で人の動きを検知すれば、スマートフォンへ通知を行う、防犯&見守り機器としても機能する。あらかじめボイスメッセージをアプリ経由で残しておけば、家族の帰宅に合わせて伝言などを伝えるといった使い方もできる。

 製品のスペックを見ていくと、LEDシーリングライト部分は、「LGTC-100/WHJ J1 ソリッドホワイト」「LGTC-10/MLJ J1 トランスペアレントホワイト」のいずれも直径660mm×高さ95mm、重さ3.9kg以下で8畳相当(光は最大3,800ルーメン)に適用し、色温度は2,700K〜6,500K。「LGTC-100/WHJ J1 ソリッドホワイト」が間接照明に対応し、消費電力は53W(「LGTC-10/MLJ J1 トランスペアレントホワイト」の消費電力は42W)。

 マルチファンクションユニット「LGTG-100/WHC J1 ソリッドホワイト」が、直径225mm×高さ70mm、重さ1.1kg以下。リモコン用の赤外線LEDは計8個、人感センサー、照度センサー、温湿度センサーを搭載し、microSD/microSDHCカードスロットを備える。通信方法は、「WiFi IEEE802.11 b/g/n」。マイクがエレクトリックコンデンサマイクロホン、スピーカーがバスレフ方式の直径46mmフルレンジモデルを採用している。

 照明部とマルチファンクションユニットは、組み合わせの製品となるが、それぞれが独立した機器なので、メンテナンスやいずれかが故障しても修理対応がしやすいようになっている。また、一括購入を行う場合は、LEDシーリングライトのカバー色やマルチファンクションユニットのカラーも好みにより変えられるカスタムオーダーにも対応。

 昨今では、防犯や見守りにも対応したIoT製品が続々と登場しているなか、スマートな防犯&見守りが可能で多機能な同製品にも大きな注目が集まるだろう。

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