ロボット大国である日本は、政府がロボット新戦略を打ち出すなど今後の発展にも意欲を見せている。ロボットは少子高齢化が進む日本にとって、将来の働き手を担う可能性を秘めた重要な存在といえる。(イメージ写真提供:123RF)

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 ロボット大国である日本は、政府がロボット新戦略を打ち出すなど今後の発展にも意欲を見せている。ロボットは少子高齢化が進む日本にとって、将来の働き手を担う可能性を秘めた重要な存在といえる。

 中国メディアの工控網はこのほど、「日本ロボット革命:ロボットの激変と日本の未来」と題する記事を掲載し、日本はあらゆる分野でロボットが活躍する「ロボット技術応用の実験場」になることで、世界をリードするロボット革新基地となる可能性を示唆した。

 記事は、世界のロボット分野における日本の地位について、シェアや基幹部品の生産でも大半を占めており、世界トップの位置を保持していると紹介。同時に、日本は出生率の低下や高齢化、労働力の減少、社会保障費用などの問題を抱えており、今後のロボット分野の発展は日本の未来に欠かせないと論じた。

 続けて、デジタル化やネットワーク技術、クラウド技術の向上に伴い、モノのインターネット(IoT)社会が現実になりつつあると指摘。欧米各国はこうした変化を強く意識しており、今後は「新たな科学技術改革の時代」になるため、新たなロボット応用の主導権争いが繰り広げられると予測した。

 こうした技術革新、ビジネスモデルの変化に伴い、ロボット分野にも大きな変化が生じているようだ。記事は特に、単純な作業ロボットから学習能力を有した「自律ロボット」への変化や、データの蓄積・応用が可能な「情報端末化」への変化、「ネットワーク化」によるロボットの連携へと変化していると分析した。

 これまではオートメーション化に必要な産業ロボットが中心だった日本のロボット産業だが、このような変化によって「日本のロボット産業は危機に面している」と主張。ロボット開発をこれまでと同じ着眼点から開発するなら、遅れを取ることになると警鐘を鳴らした。そして、デジタル応用や人工知能といったソフト開発の人材育成や、ロボットをシステムとして応用するためのシステム統合が重要だと論じた。

 結論として記事は、「世界のロボット分野における趨勢と日本の現状からすると、ロボット技術の革新、ロボット応用の推進こそが日本の社会問題解決の効果的な方法だ」と主張。日本はあらゆる分野でロボットが活躍する「ロボット技術応用の実験場」になることで、世界をリードするロボット革新基地となるだろうと結んだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)