ミランCEO、1月の補強について具体的に言及「選手があまりに多い」

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 日本代表FW本田圭佑が所属するミランのアドリアーノ・ガッリアーニCEO(最高経営責任者)が、1月の補強について語った。17日、イタリアメディア『Tuttomercatoweb.com』が伝えている。

 ガッリアーニCEOはチームのメンバーについて、「レギュラー陣は(ケヴィン・プリンス)ボアテングが加入し、スソがチームを離れたが、まだ28人だ。ルイス・アドリアーノについてはまだビザの問題がある。恐らく明日には問題が解決できるだろう。(ジェノアへの移籍に近づく)チェルチについては交渉を行っている。何人の選手がチームを離れるか見てみなければならない。我々の選手はあまりにも多いからだ」と語り、補強するには選手の放出が必要だと主張した。

 今夏の加入で合意したリーベル・プレートのアルゼンチン人DFリオネル・バンジョーニについては「我々はリーベルと良い関係にある。夏の移籍市場を待たずに彼を獲得できるか見てみよう。我々の興味は示したんだ」とコメントしている。

 また、「ラノッキアについては否定的だ。ロドリゴ・エリーが負傷したとき、センターバックの獲得を考えた。だが、センターバック獲得の必要性はない。(移籍市場の)最後の最後の日まで状況を見守ろうじゃないか」と話し、日本代表DF長友佑都が所属するインテルのイタリア代表DFアンドレア・ラノッキア獲得の可能性が低いことを明かした。

 さらに、アヤックスのオランダ人FWアンワル・エル・ガジの獲得については、「エル・ガジはとても気に入っているが、交渉は行っていない。交渉の席に着く前に、チェルチを放出し、エル・シャーラウィの復帰がないことを決めなければならない。彼はローマに行かなければ復帰するはずだ。我々は彼のユーロ出場を失わせたくない」と話し、イタリア代表MFアレッシオ・チェルチと、モナコに所属するイタリア代表FWステファン・エル・シャーラウィの去就次第であることを明かしている。

 そして、ゼニトのベルギー代表MFアクセル・ヴィツェルについては「1月には動かないだろう。7月に動くことになると思う」と語り、冬の移籍市場では動きがないとの見解を示した。