最終ラインを束ねた岩波は、狙い通りのインターセプトから3点目をアシストした。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

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 初戦の北朝鮮では不安定な対応も見られたが、第2戦のタイ戦では冷静な守備を見せた岩波拓也。CBで奈良竜樹とコンビを組み、最終ラインを統率して2試合連続の無失点に貢献した。連続フル出場を飾ったディフェンスリーダーのコメントをお届けする。
 
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岩波拓也(神戸/DF)
 
 前半は相手が前に出てこなかったので、少しボールを持つ時間が長かったぶん、もう少しチャンスを作りたかった。結果、4-0で勝てたのは良かった。ゼロで抑えられた試合でも点が取れていなかったので、今日はこうやって4点取って勝てたのは自信になるし、チームとしても良い方向に向かっていけると思います。
 
――初戦に比べて落ち着いて見えました。
 
 初戦は自分たちのサッカーがなにもできなかった状態で、勝てたという結果だけが収穫だった。今日はその反省も踏まえて、ボールを動かせる時間が長くなるのは分かっていたので、すごく良い展開になったと思います。
 
――立ち上がりにタイが勢い良く来ましたが、それは想定内?
 
 立ち上がりは、この前のサウジアラビア戦も勢いがあったので、それはスカウティングで言われていた。その部分は想定内でした。
 
――日本の最終ラインは、高い位置で上手くラインコントロールしていました。
 
 北朝鮮戦は下がり過ぎてしまい、ゴール前でシュートを打たれる場面も多かったので、今日は良いラインコントロールができました。次も続けていきたいと思います。
 
――3点目の場面はナイスアシストでした。
 
 オフサイドかなと思ったのですが、狙い通りでした。ボールの奪い方もそう。インターセプトしたいと思っていて、試合中にどうやったらいいかと考えていました。何本か良いインターセプトが出た時に、行けそうだなと思いました。もう少し時間を作って、他の選手の上りを待とうかと思ったんですが、久保くんは点を取りたかったと思うし、今のU-23代表のエースなので、そういう選手が点を取るのがすごく大事。2点取って勢いに乗ってくれると思う。アシストできたので良かったですね。
 
――相手の前で奪うプレーはこれまでやってきたこと?
 
 そうですね。あれはネルシーニョ(監督)にいつも言われているし、チームでやってきたことが代表で出せたのは大きいですね。
 
――2試合連続無失点ですね。
 
 北朝鮮戦は危ない場面もありましたけど、今日はPK以外でピンチはそこまでなかった。俺たちが失点しなければ負けない試合を続けられるので、まずはゼロでいこうという話をしていた。CBで出る以上、誰と組んでもゼロで抑えないといけないというのがある。今日は奈良くんと組みましたけど、次の試合で誰と組んでもまた無失点でいけるように頑張りたいです。
 
――相手のパス回しも上手かったけど、「寄せる・寄せない」のプランはどういうものでしたか?
 
 後半は少し前から行きすぎて2トップが疲れていた部分もあったので、一回下がって守備するというのは全員で話し合った。なんでもかんでも前から行って取れるものでもないし、相手も足もとの上手さがあったので、様子を見ながらSBだったり、スイッチがあって、そこから全体ではめ込んでいく形でした。CBもそうですけど、(遠藤)航くんのところで良い潰しがあってすごく助かったし、ああいうプレーがあると自分たちも自信を持ってラインを上げられる。その点はすごく助かりましたね。