[1.16 リオデジャネイロ五輪アジア最終予選GL第2節 U-23タイ 0-4 U-23日本 グランド・ハマド・スタジアム]

 エースの自覚だ。ベンチスタートだったFW久保裕也は後半26分からピッチに立つと、わずか4分後の同30分にスルーパスに反応。GKと1対1のシュートは触られてしまうが、勢いが勝り、そのままゴールイン。さらに同39分には久保がエリア内で倒されてPKを獲得。3点リードがあることもあり、この日21歳の誕生日を迎えたFW南野拓実に蹴らせるという選択肢も考えられたが、そんな素振りは一切見せない。久保がGKと逆のゴール左隅にしっかり蹴り込み、ゴールラッシュを締めくくった。

 13日の北朝鮮との初戦を勝利で飾っていたU-23代表だが、得点はセットプレーからDF植田直通が奪ったもので、久保らアタッカー陣は無得点に抑え込まれていた。久保も「1試合目で取れなかった」と悔しさを隠そうとはしない。「今日は(点を)取ろうと思った」と気合十分で臨んだ結果の2ゴールに胸を張った。

 2連勝の日本は、決勝トーナメント進出一番乗りを決めた。順調な滑り出しを見せた日本だが、大事な勝負はやはりこれからだ。「立ち上がりはすごい良かった。FWの武蔵が最初に点が取れたことで、チームがいい方向に向かった」と4発快勝のゲームを振り返った久保は、「(決勝Tは)一発勝負なので、先制点が取れれば楽になる。チームでもっとまとまってやれれば勝てると思う」と先の戦いを見据えた。 


●AFC U-23選手権2016特集