北朝鮮戦では惜しいシュートも放ったが、ゴールは奪い切れず。久保に初得点が生まれれば、チームとしても勢いに乗れるはずだ。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

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 リオ五輪最終予選の初戦・北朝鮮戦でノーゴールに終わった点取り屋は「もっとシュートを打ちたかった。チャンスメイクも少なかった。ボールにも絡みたかった」と試合を振り返る。
 
 前半ロスタイムには遠藤からのパスを受け左足を振り切るもGKにセーブされ、54分には山中からのクロスをニアで合わせるがシュートはポストに弾かれた。
 
 グループリーグ第2戦のタイ戦では北朝鮮戦の反省を活かしたいと話す。
 
「日本らしくやりたい。僕らはボールをもっと回したいし、ロングボールを放り込むにしろもう少し合わせたい」
 
 北朝鮮戦はチーム全体が間延びしたことで、曖昧なロングボールが増え、最前線にいた久保のもとへはなかなか良好なボールが供給されなかった。それでも必死にキープし、味方の上がりを促した。ともに身体を張った相棒の鈴木との連係も向上しているように見える。
 
「北朝鮮戦は、最初は2枚並んでやっていたが、少し後ろにスペースがあったので、どちらかが下りて、受けるようにした。ふたりで上手くコミュニケーションを取れてやれたと思う」
 
 所属するスイス・ヤングボーイズではトップ下を務めることが多いが、常に鋭い視線でフィニッシュへの道を探るその様は“獰猛な点取り屋”という言葉がピッタリだ。
 
 勢いをつける意味でも早期の今予選初ゴールが望まれるが、タイ戦でのゴールのイメージはできている。
「相手はそんなに身長はないので、高さでは有利なはず」
 
 手倉森ジャパンでの久保の初ゴールは昨年3月のマレーシア戦で、クロスに合わせて奪ったヘディングシュートだった。あのゴールの再現がタイ戦では見られるかもしれない。
 
取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)