タイ戦の最新の予想スタメン/手倉森監督は「メンバーを固定する考えはない」と、とりわけ前線のスタメン変更を示唆。ボランチも遠藤をサブに回す可能性もあるようだ。

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リオ五輪アジア最終予選 第2戦
1月16日/16:30(日本時間22:30)/カタール・ドーハ
U-23日本代表 - U-23タイ代表
 
 タイ戦へ向けた前日練習は途中から非公開になるなど、先発メンバーは読みづらい状況にある。
 
 ただ練習後に取材に応じた手倉森監督はメンバーの入れ替えを示唆した。
 
「選手にはもともとグループリーグでは体力消費を分散していくぞという話はしていました。誰が出てもやれるというのを示せば、決勝トーナメントで戦う相手は戸惑ってくれるだろうし、固定して進むことはないかなと」
 
 そして特に北朝鮮戦で体力を使った前線の選手たちは、フレッシュな顔ぶれにしたいと話す。
 
「(北朝鮮戦では)前線の選手は誰も点を取っていない。アタッカー陣の奮起を促す意味でも、チャンスを与えたい」
 
 この言葉を信じるのであれば、まず先発が予想されるのが、中盤2列目の矢島と豊川だ。セットプレーのキッカーを務められる矢島は“ゲームを作れるタイプ”であり、豊川は鋭い飛び出しや、クロスに上手く合わせる技術を持っている。
 
 北朝鮮戦では、中島と南野が先発したが、なかなかチャンスを作れなかっただけに、ふたりが良いアクセントになればチームに勢いをもたらすはずだ。
 
 また手倉森監督は“高さ”がタイに勝るポイントだとも認める。そういう意味ではFW陣で最も空中戦を得意とするオナイウの起用も面白い。北朝鮮戦では全体が間延びしたなか、指揮官は「前線の選手たちは間違いなく体力を普通の試合の1.5倍くらい使った。できればフレッシュな状態にしたい」と語り、2トップを組んだ久保、鈴木のどちらかを温存する必要も考えているようだ。
 
 
 守備面で気になるのはボランチだ。大会直前にインフルエンザで体調を崩したものの、なんとか北朝鮮戦に間に合った遠藤に関しては「使うぞとは言っていないが、お前はキャプテンだぞとは声はかけました。明日までに考えたい」と手倉森監督は話す。
 
 もし遠藤に大事を取らせるならば、北朝鮮戦で交代出場し、「唯一ボールを持ってフェイントが入る。相手をだましながらパス&コントロールをしていた」と指揮官が評価した原川が大島とコンビを組むだろう。
 
 また、ドリブルが得意で小回りが利く選手が多く、攻撃的なサッカーをするタイに対しては、CBはより地上戦での対応力に優れた岩波、奈良の組合せが考えられる。
 
 加えてSBは右膝の負傷から復帰した松原が満を持しての登場か。低くて速いクロスを上げる際にまだ違和感があるというが、「決勝トーナメントに入った時に、みんなが万全になっている状況にしたい。起用する時間はコントロールしていければ」(手倉森監督)との言葉を聞けば、起用は十分にあり得る。
 
 タイに関しては「相手の監督はA代表のシンガポール戦が勉強になったと言っていた」(手倉森監督)という情報もある。当時のシンガポールは、日本に対してべた引きの、超守備的布陣を採用した。タイも同様の形を取るならば、チャンスを与えられた選手たちには、決定機を決め切る力が求められる。
 
取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)