ママ友との付き合いに悩める人にオススメしたい4冊の本

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かわいい我が子が誕生し、日々実感する子どもの成長には心から幸せを感じるものですよね。

けれど、子育ては嬉しいことや楽しいことだけではないのも事実。

ママ友との付き合いも、子育における悩みのひとつではないでしょうか。

「趣味が合う」「同じコミュニティに属している」など、共通の話題があればいいですが、これまで全く違う世界に住んでいた者同士が、子どもが同級生という共通点のみで付き合わなければいけないのは、なかなかにツライものですよね。

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そこで今回は、親ならば誰もが悩むこれらの問題を解決するために、『ママ友との付き合いに悩んだら読みたい本』を4冊紹介します!
子育てママたちの孤独を描いたコミックエッセイ

『ママ友がこわい 子どもが同学年という小さな絶望』(野原広子/KADOKAWA メディアファクトリー)


夫と子どもの3人で郊外に暮らす主人公のサキ。

穏やかな幼稚園ママ生活を送っていた彼女だったが、親友だと思っていたママ友リエの心境の変化によって、ある日突然孤立してしまう。

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なんの前触れもなくママ友から仲間外れにされてしまったサキ。

仲間外れにしたママ友の中心にいたのは、親友だと思っていたリエ。

「サキの方が若いから?」「サキがリエの子どもを注意したから?」…、リエがサキを仲間外れにした理由はわからず、その様子はまるでホラーのよう。

しかし、サキは彼女たちと同じ土俵に立ちたくないと、返事がないのもわかりつつ彼女たちに毎朝挨拶をし続けます。

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きっかけは小さなすれ違いかもしれません。しかし、一度こじれてしまった関係はなかなか元には戻せないもの。

同じような環境で生きる女性同士となれば、ライバル関係でもあるので一筋縄ではいきません。

主人公の行動を通して、ママ友いじめに遭ったときにどうすれば解決に向かえるかのヒントが得られます。
子育てをする3人のママたちのリアルを描く小説

『マザーズ』(金原ひとみ/新潮社)


家を出た夫と週末婚を続け、クスリに手を出してしまう作家のユカ。

夫の協力を得られず育児に疲れ果て、ついには乳児を虐待するようになる専業主婦の涼子。

夫に心を残しながらも、不倫相手の子を妊娠するモデルの五月。

そんな、同じ保育園に子どもを預ける3人の母親たちのリアルな姿を描く。

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おかれた環境は三者三様ですが、育児について悩む姿はみな同じ。

とくに、子どもと2人きりで閉じこもってしまった涼子が、やがて虐待に走ってしまう姿はリアルです。

虐待はいけないことですが、子どもを持つ母親ならば、その心境は理解できる部分もあるのではないでしょうか。

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育児をメインにした本作ですが、同じ保育園に通う3人の母親ということで、ママ友同士の繋がりも書かれています。

助け合うのもママ同士ですが、足を引っ張り合うのもママ同士というのが存分に描かれ、自分の心を代弁してくれるような本作を読めば、ママ友との悩みも吹き飛ぶかもしれません。
女のライバルは女

『女子の人間関係』(水島広子/サンクチュアリ出版)


女性の人間関係について、精神科医が詳しく解説した一冊で、

・自分より恵まれた女性に嫉妬し、足を引っ張ろうとする

・すぐに群れたがる

・陰口や噂話、ネガティブな話が好き

・裏表がある

など、女性特有の精神状況を分析して解決策を教えてくれます。

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ママ友についての悩みにも言及してあり、合わないママ友との上手な付き合い方、ママ友同士で仲間外れにされたときの対処法など、今まさにママ友問題で困っている人に向けて解決方法を教えてくれます。

上記にあげたような女性特有の性格を持つママ友が近くにいる人や、ママ友との人間関係ですでに困っている人は、ぜひ手にとってほしい一冊です。
笑顔の裏に隠れる女性の恐さ

『女は笑顔で殴り合う マウンティング女子の実態』(瀧波ユカリ、犬山紙子/筑摩書房)


顔は笑顔でも、言葉や態度で自分の優位性を誇示するマウンティング。

本書に掲載されているマウンティング会話を一部抜き出すと、「うちのダンナ、仕事ばっかで全然家に帰ってこないの。いいなあ●●ちゃんのダンナさんは家のこともやってくれてる人で。うちのは稼ぐだけがとりえだから!」などという、暗に「(相手のダンナの)収入が低い」と言っているようなマウンティングも掲載されています。

このような会話に心当たりのある方もいるのではないでしょうか?

とくに同じような環境で生活するママ同士だと、互いにライバル視しやすく、結果的にマウンティングに繋がります。

ママ友にマウンティングをしてくる女性がいるな…と思ったときには、ぜひこの本を手にとってみてください。

ママ友に特化した本ではありませんが、あなたの悩みを解決してくれるはずです。

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どんなに嫌いでも、どんなに苦痛でも、子どもが同じ保育園や幼稚園に通う限り、毎日のように顔を合わせないといけないのがママ友。

「日々、苦痛でしょうがない」という人もいるでしょう。そんな方も今回紹介した本を読むことで、少しでも心が救われるのではと思います。

夫に相談してもなかなか解決しないと思ったときは、まず一冊手にとってみてはいかがでしょうか。

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<プロフィール>

舟崎泉美

ライター/エンタメライター。富山県出身、東京都在住。小説や脚本を執筆し、その経験を活かしライターとして雑誌やWEBなどに、本のレビュー、映画レビューなどを書く。最近はエンタメに限らず、女性向き媒体でさまざまなジャンルの記事を執筆。第一回本にしたい大賞受賞。著書「ほんとうはいないかもしれない彼女へ」(学研パブリッシング)。

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