学生時代からナポレオン・ヒルなどの成功哲学に興味を持っていた、ことふく氏。読書を通じ、成功への心の準備ができたことが成功の勝因か
広がり続ける格差や給料頭打ちの経済情勢なぞどこ吹く風と言わんばかりに、アグレッシブに資産を増大させているミリオネア投資家たち。そんな彼らの独自の投資戦略、そして資産形成術と勝負のタイミングを知ることで、億超えへの道を探る!

【FXスキャル ことふく氏】
総資産1億7000万円/投資歴10年
直近1年の騰落率+4800万円

「大卒で勤めた会社を3年半で退職、次の就職先も1日で辞め、3日で辞め、1か月で辞め、どこも続かない。これからどうしようかと思っているときに出会ったのが株でした」

 そう振り返るFXトレーダーのことふく氏が投資を始めたのは’06年。まず挑んだのは株トレードだったという。

「バイトで稼いだカネを株につぎ込んでいくが、資金は溶けるばかり。100万円が半年でゼロになりました―」

 そんなときに出合ったのがFXだ。

「雑誌で見たのがきっかけでした。当時はまだ400倍のハイレバで取引できた時代。3万円が1日で21万円になり、1か月後には600万円。いける! と思って調子に乗ったところで、またゼロになりました。30歳を超えて無職・資産もゼロ。自分は社会不適合者なのかな……。缶を拾っているおっちゃんを見て、ひょっとして自分もあぁなるのかな、と思っていました」

 このとき30歳手前だったことふく氏。最後のチャンスだと思い、先輩から紹介された会社に仕方なく就職する。

「ただ、それも続かず1年足らずで退社。再びトレード生活に戻りました。そのとき発見したのが“聖杯”です」

 イエス・キリストが最後の晩餐で使ったとされ、数多くの奇譚も残されている聖杯。投資の世界においてはどこかにある夢の必勝法を指す言葉だ。

「私が見つけたのはたしかに聖杯でした。雇用統計のとき、レート更新が数秒遅れる会社があったんです。リアルタイムに動いている他社のレートを見れば、未来を知ったうえでトレードができた。これを使うことで、資産は10万円が3000万円まで増え、トレード用の法人まで設立できました」

 しかし、ことふく氏が会社を設立した時期から聖杯が通用しなくなる。

「さらにポンド/円のロングを塩漬けにしていたところ、ギリシャショックに襲われ、10円高になったところで、たまらずドテンショート。さらに円安で何度もロスカット。再び資産はゼロになりました」

 だが、再びここである発見をする。

「派遣で働きながらバイナリーオプションで取引していて、ローソク足に出合ったんです」

 このとき、すでに投資歴6年。ローソク足を知らずに過ごせたことが驚きだが……。

「それまでずっと平均足を見ていて、ローソク足は全く気にしていなかったんです。なので、『これなら勝てるかも?』と思い、FXに復帰しました。5000円を元手にレバ300倍(法人口座なら可能)で、ユーロ/円の10銭抜きを繰り返して1か月。倍々ゲームで気づけば資産500万円になりました」

 どん底生活の最中でありながら、「この前年には婚約もした」ということふく氏。

「ド底辺だった当時の自分と結婚してくれた嫁やその両親には、本当に感謝してもし切れません。それからは徐々に早朝スキャルに移行して、一昨年だけで約1億2000万円、去年も4800万円ほどの利益になりました」

 やっと成功を収めたが、今年7月でまさかのスキャル引退を宣言。きっかけは1週間に2度の大きなロストカットを経験したことだという。

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 「ドーンと勝ったのに、その後に大敗して資産を失ってしまう人は多いですよね。家族ができた今、また資産をゼロにするわけにはいかない。落ち着こうと思って、今はスキャルよりも長めのトレードを模索しています」