14日放送、フジテレビ「アウト×デラックス」に元プロボクサー・亀田興毅が出演。最近は“良い人”がにじみ出ている元世界王者が、オラオラモードで喧嘩腰だった現役時代のキャラ作りを告白した。

登場するや他のゲストに礼儀正しく挨拶した亀田。矢部浩之から「今、自然?」と訊かれると、「これが一番普通なんですよ」と笑顔を見せた。

すると「今までの亀田興毅亀田興毅ですよ」と前置きした亀田は、「元々めちゃめちゃ人見知りだったんですよね。ずっと親父の横におって、親戚の家に行っても“ありがとう”の一つも言われへんくらい。デビューする時に(父から)自分の殻を破らなあかん、初めが肝心、ここで今まで通りやったらお前は人間変わられへんでって言われて(パフォーマンスをするようになった)」と説明した。

実際、2003年12月に行われたプロデビュー戦の記者会見では漫画雑誌を破るパフォーマンスを見せている亀田は「いっぱい考えてたんですよ」としみじみ。その上で「ジャンプとかは結構破りやすい。ハローページは薄いのに破りにくい。一番いいやつを探して。家で何回も練習して」、「緊張して寝られへんかった」と暴露し、マツコデラックスらを慌てさせた。

さらに「“頑張ります”、“いい試合をします”だけやったら新聞はこんだけ(記事も小さい)。ちょっとでも何かやったら大きくなる。それでこそプロやぞって親父に言われて」と続けた亀田。「新聞見て大きく取り上げられた瞬間に自信になった。プロボクサー・亀田興毅が誕生した。だからそれに対してバッシングされたり文句言われても気にならなかった」と振り返りつつ、「今は引退したじゃないですか。これからは嫌われたくないですよね」と話し、周囲を笑わせた。