映画『思い出のマーニー』
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 14日、第88回アカデミー賞のノミネーションが発表され、長編アニメ賞に映画『思い出のマーニー』(米林宏昌監督)がノミネートされた。これにより第86回の『風立ちぬ』(宮崎駿監督)、第87回の『かぐや姫の物語』(高畑勲監督)に続き、3年連続でスタジオジブリ作品が同賞にノミネートされたことになる。

 結果は、2月28日(現地時間)に米ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催される授賞式で発表される。もしも『思い出のマーニー』が受賞すれば、『千と千尋の神隠し』(第75回・宮崎駿監督)以来13年ぶりに、日本作品が栄光をつかむことになる。

 『思い出のマーニー』は、ジョーン・G・ロビンソンの児童文学を原作にしたファンタジーアニメ。幼いころに両親を亡くし、ある出来事をきっかけに心を閉ざした少女・杏奈と、突然彼女の前に現れた謎めいた金髪の少女マーニーが分かち合ったひと夏の思い出が描かれる。日本では2014年7月に公開され、国内累計興行収入は35億円以上を突破した。なお米林監督は2014年末にスタジオジブリを退社している。(編集部・井本早紀)

◆第88回アカデミー賞長編アニメ賞ノミネート作品
思い出のマーニー』『インサイド・ヘッド』『アノマリサ(原題) / Anomalisa』『映画 ひつじのショーン 〜バック・トゥ・ザ・ホーム〜』『父を探して』