1月20日発売 植田真梨恵『スペクタクル』初回限定盤、通常盤(L→R)


−−今回のジャケットは、どのようなイメージですか?

植田:毎回、色のイメージがすごく強いんですけど、今回は冬空をメインにしたくて。切々とした歌詞なので、ジャケットもゴチャゴチャせず、あっさりした中で、私一人ずっとさすらっているというか、何かを探して歩いているようなイメージがいいなと思って、案を出させてもらったんです。けど、デザイナーさんに「こんな細かく書き込まれたコンテ、あまり無いです」と言われたので、やり辛かっただろうなと。申し訳無かったです…。

−−衣装も自分で。

植田:毎度、自前です(笑)。

−−PV撮影の想い出は?

植田:西日本のエジプトに行って来ました(笑)。ひたすら砂漠を歩いています。すごく寒かったです。



−−初回限定盤のDVDには、昨年1月に行われたLIVE OF LAZWARD PIANO -青い廃墟-のライブ映像が収録されていますが、なぜ「LAZWARD」というタイトルにしたんですか?

植田:私は、マネージャーの佐藤さんと10年近く一緒で、お世話になっているんですけど、佐藤さんが私とピアノの二人編成のライブをすごく褒めてくださるんですね。私は、一番のファンだと思っているので、一緒に考えていただいて(笑)。響きもすごくファンタジックで、「絶対にこれがいい!」と思ったので。

−−10代の頃に「水色が似合う透明感のある女の子になりたい」と話されてましたが、それと関係はありますか?

植田:それとはまた違うかなと思います。透明感ではなく、深い海にいるような、イタリアの青の洞窟のような、赤い炎よりも強い青い炎とか、そういうインスピレーションだと思います。私が好きなのは、もっと北欧のような水色ですね(笑)。

−−収録曲の選曲はどのように?

植田:これも佐藤さんと考えました(笑)。私の中では「ここミスったわ」とかはあるんですけど、そのミスを超越した瞬間が一曲の中にあるので。そうなるともう、観ている人が震えるもの、泣きたくなるようなものを選ぶのが一番いいと思ってまして。マネージャーさんとはずっと一緒にやってきて、私自身ようやく本当に人に心を開けるようになってきたと思うんですけど、LAZWARD PIANOに関しては特に佐藤さんと意見をよくよく相談しながら作っています。



−−音楽以外のことに費やす時間はありますか?

植田:最近は日々、溜まってる家事を片付けたり、自分の体調を整えることでいっぱいいっぱいですね。でも、『おそ松さん』は観てます(笑)。時間が空いたら、友だちと会ったり、ご飯を食べに行ったり。一人で何かに打ち込んでというのは、冬になったら大体毎年やるんですけど、まだ編み物にも手を出していないので、あまり最近は無いですかねぇー。

−−何かしらモノ創りが好きなんですね。

植田:誰にやれとも言われずに、モノを創るのが好きなので。編み物したり、絵を描いたり、カバンとか小物を作ったりするのがすごく好きなんですけど、今はそこまで意識が行ってないですね。ジャケットを作ったり、衣装を考えたりで日々、過ぎてます。

−−どちらかといえばアナログ派ですね。

植田:はい。

−−今後、デジタル化の予定は?

植田:「ありません」と言ったら、いけないですよね。でも、iPhoneが壊れまくるので、困ったなと…。