試合は一進一退の攻防が続くと、再び押し込み始めた北朝鮮が61分にチャンスを迎える。リ・ウンチョルが強烈なロングシュートを放ったが、GK櫛引がなんとか片手で跳ね返した。

 日本は62分、南野を下げて矢島慎也を投入。流れを引き戻そうと試みる。その後も再三、北朝鮮がロングボールを多用して日本ゴールに迫ったが、日本守備陣がなんとか体を張って得点を許さない。日本は76分に大島僚太を下げて原川力を投入した。

 79分、日本が左サイドでFKを獲得すると、山中のクロスから岩波拓也がヘディングシュート。これがゴール右に決まり、待望の追加点かと思われたが、わずかにオフサイドの判定で得点は認められなかった。81分にはエリア手前ぎりぎりの位置でFKを獲得。山中が左足で狙ったが、曲がりきらずに枠の左に外れてしまった。

 後半アディショナルタイム3分、北朝鮮はエリア手前でFKを獲得。ソ・ギョンチンが低いボールで直接シュートを狙ったが、ボールはわずかに枠の右下に外れた。北朝鮮は終盤までパワープレーで同点ゴールを狙ったが、日本がなんとかしのぎきり、1−0で北朝鮮を下した。

 日本は16日にU−23タイ代表、19日にU−23サウジアラビア代表と対戦する。

【スコア】
U−23日本代表 1−0 U−23朝鮮民主主義人民共和国代表

【得点者】
1−0 5分 植田直通(U−23日本代表)