その左足は大きな武器となる。リオデジャネイロ五輪アジア最終予選(AFC U-23選手権)に臨むU-23代表は、13日にグループリーグ初戦の北朝鮮戦を迎える。手倉森ジャパン発足以降、常連メンバーの一人として活動してきたDF山中亮輔(柏)は、「いよいよ始まるという気持ちになっています」と闘志を燃やしている。

 左SBのポジションを任される山中は、果敢な攻撃参加から正確な左足のキックで好機を演出。そして、得点源の一つとなるセットプレーではプレースキッカーを任され、その左足がチームの命運を大きく左右する場面も訪れるだろう。自身の左足が、チームの武器になることは本人も自覚している。

「左利きは自分しかいないので、キックは求められる部分だと思います。ウチには長身でヘディングが強い選手がそろっていますが、セットプレーはキッカーの質で決まるとコーチに言われているので、1本1本集中してチームメイトに良いボールを供給できればと思っています」

 攻撃面での貢献を誓いつつ、当然、守備時には相手から自由を奪わなければならないと言う。北朝鮮戦では「フィジカル的にタフな相手だと思うので、CBが競った後に自分たちSBがいかに裏を使わせないか。チャレンジアンドカバーを徹底したいし、球際の部分で覚悟を持ってしっかりと戦いたい」とポイントを挙げた。

 12年11月に行われたAFC U-19選手権では準々決勝でイラクに1-2で敗れてU-20W杯への道を閉ざされ、「すごい悔しい思いをした」。だからこそ、「世界大会に絶対に行ってやるという気持ちを持って、明日からの6試合を戦いたい」と世界への道を切り開くことにすべてを賭けようとしている。

(取材・文 折戸岳彦)


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