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米国半導体工業会(Semiconductor Industry Association:SIA)は、2016年1月5日(米国時間)、2015年11月度の世界半導体売上高(3カ月移動平均)を前年同月比3%減、前月比0.3%減の288億8000万ドルと発表したが、地域別では、統計を取り始めてから初めて中国での半導体売り上げが、世界の他地域を抜いてトップに躍り出た。

最近、半導体消費国として急成長する中国が注目されているが、減速経済の中で今後ともトップの地位を維持し成長を続けられるか注目される。

SIAは過去数十年に渡り、世界市場を

1. 米州
2. 欧州
3. 日本
4. 日本を除くアジア太平洋

の4地域別に分割して集計してきたが、今後の中国市場の急成長を見こして2015年3月からは、

1. 米州
2. 欧州
3. 中国
4. 日本
5. 中国・日本を除くアジア太平洋地域

の5地域に分割して集計をとっている。かつて世界市場でシェア52%を誇ったことのある日本は、大陸別集計の中で唯一別格扱いのままであるが、昨春から中国も別格扱いになった。

2015年11月度の地域別半導体売上高は、中国86.8億ドル(前年同月比+5.3%)、日本・中国を除くアジア太平洋地域(具体的には台湾・韓国・シンガポール・マレーシアなどを指す)85.2億ドル(同-4.1%)、米州60.7億ドル(同-7.1%)、欧州29.3億ドル(同-8.0%)、日本26.8億ドル(同-8.6%)。前年同月比で成長を遂げたのは世界中で中国だけだった。日本はこのところ連続して最下位。なお、日本市場の売上は円ベースで換算すると前年比3.6%減の約3283億円となった。

(服部毅)