Doctors Me(ドクターズミー)- 薄毛や抜け毛の原因が知りたい! 「症候性脱毛症」ってどんな症状なの?

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薄毛や抜け毛など、髪の悩みを抱えている人はたくさんいるのではないでしょうか。そこには、実にさまざまな原因が潜んでいます。体内のホルモンバランスの乱れや不規則な生活、睡眠不足、喫煙、過度な飲酒、ストレス、食生活、栄養不足、遺伝的なもの、または、何か内科的な疾患が潜んでいる可能性もあります。

そのなかでも、今回は「症候性脱毛症」について医師に解説してもらいましょう。

「症候性脱毛症」で髪が抜けるメカニズム

「症候性脱毛症」とは、何らかの原因疾患、つまり内科的な異常が原因で髪が抜けてしまう脱毛症を指します。

そもそも、私たちの身体に存在する髪の毛をはじめとする毛は、通常“成長期、退行期、休止期”というヘアサイクルが存在します。これを周期的に繰り返して毛が生えたり、抜けたりしています。成長期の期間が長いと、毛は長くなり、逆に短いと、毛は短くなります。この成長期の期間は、身体の部位の毛によって異なります。また、年齢や性別によっても異なります。

例えば内分泌の疾患や栄養不足、妊娠や薬剤などの影響でこのヘアサイクルに乱れが生じると、休止期に脱毛となるのです。

甲状腺ホルモンの異常も原因に

私たちの首の部分に、甲状腺というものが存在します。この甲状腺からはホルモンが分泌され、私たちの身体の中で、さまざまな役目を果たしています。

実はこの甲状腺ホルモンは、毛のサイクルに大いに影響を与えているのです。甲状腺に何らかの疾患があると、成長期の毛に対して休止期の毛の割合が多くなり、「休止期脱毛症」、つまり「症候性脱毛症」の原因となります。

抜け毛を引き起こすさまざまな原因

原因として考えられるものは

・栄養の不足や欠乏
・消化器に疾患がある
・薬剤

などが挙げられます。

例えば低栄養状態、カロリーやタンパク質、ミネラル、ビタミンなどが不足したり、欠乏することも薄毛や抜け毛の原因となります。また、消化器系の疾患がある場合は、きちんと栄養素を摂取しても、それがしっかりと吸収できずに栄養不足となり、症候性脱毛症の原因となってしまいます。そして薬剤(抗癌剤をはじめとする、多種の薬剤)によっても、髪が抜けることがあります。

私たちの髪の毛は、1日50〜100本ほどが知らず知らずのうちに脱毛しています。しかし、それ以上に髪の毛が抜ける場合は休止期脱毛症の可能性があるため、注意が必要です。

医師からのアドバイス

このように、薄毛や脱毛の原因は実にさまざまです。症候性脱毛症の場合は、何らかの身体の異常が潜んでいる可能性が十分にあります。早めに病院を受診して、医師の診察を受けるようにしましょう。

(監修:Doctors Me 医師)