Facebookを動画プラットフォームとして活用する――動画投稿の基本ステップと意外と知らない4つの便利機能

写真拡大 (全6枚)

昨年、1日の動画再生回数が80億回を超えたFacebook。
ソーシャルメディアに分類されるFacebookですが、YouTubeのような動画プラットフォームとしての機能も備えていることをご存じでしょうか?

本記事では動画プラットフォームとしてFacebookを活用する際の基本をまとめます。

Facebook動画投稿の基本ステップ

はじめに、動画を投稿する際のファイルのアップロードやサムネイルの設定を解説します。
動画の目的に応じて、CTAやプレイリストもぜひ活用したい機能です。

ステップ1:動画ファイルをアップロードする

Facebookに動画を投稿する際には、YouTubeやVimeoなどの動画リンクを貼るのではなく、動画ファイルをFacebookに直接アップロードした方が得策です。他のプラットフォームのURLだとタイムラインやニュースフィードにリンクが表示されるだけですが、Facebookに直接投稿することで、動画をニュースフィードやタイムラインで自動再生させることができ、再生数や完全視聴率などのデータを得ることができます。

Facebookが推奨する動画ファイルの形式はMP4またはMOVです(詳細)。動画の長さは最長45分、ファイルサイズは最大で1.75GBですが、ファイルが大きいとアップロードや再生時の読み込みに時間がかかってしまうので注意が必要です。
なお、SNSでは一般的に短尺の動画が好まれやすい傾向があります。既存の動画をそのままアップロードするのではなく、Facebook投稿用に短尺に編集するなどの一手間がその後の結果を大きく左右するかもしれません。

ステップ2:サムネイルを選ぶ

動画のサムネイルは、動画の内容を伝え、興味を引くための重要なポイントです。動画投稿時に動画のどの部分をサムネイルにするか選択することができます。また、「カスタムサムネイル」を選択すれば、動画のキャプチャ以外の任意の画像をサムネイルに設定することもできます。

Facebookのニュースフィード上では動画は自動再生されますが、プレイリストから動画を一覧で見る場合や、動画を外部サイトに埋め込んだ際には、サムネイルが動画の内容やテイストを伝える重要な要素になります。

ステップ3:CTA(コールトゥアクション)を追加する

動画視聴後、見せたいサイトや動画に遷移するボタンを表示し、視聴者に次のアクションを促すのがCTAです。投稿時に「アクション」タブで「購入する」「予約する」「詳しくはこちら」「登録する」「ダウンロード」「他の動画を視聴」の6つから最適なものを選び、URLを入力します。デフォルト設定の「ボタンなし」でも動画は投稿できますが、商品説明動画のあとに購入ボタンを設置したり、アプリ紹介動画のあとにダウンロードを促したりと、マーケティング目的を達成するために有効に活用したい機能です。

ステップ4:「注目の動画」「プレイリスト」を作成する

Facebookページの訪問者はカバー写真の下にある「動画」タブから動画セクションに入ることができます。動画セクション内には過去に投稿したすべての動画が格納されますが、「注目の動画」としてユーザーに見せたい動画を1本選択したり、「プレイリスト」を使って動画をカテゴライズし、関連動画を視聴しやすい環境を作ることができます。

設定は管理画面の「動画」タブから行います。動画をニュースフィードに1度流して終わらせるのではなく、「注目の動画」や「プレイリスト」を上手に活用し、YouTubeチャンネルのように動画コンテンツを運用していくことがポイントです。

知っていると便利な4つの機能

続いて、投稿予約機能や動画キャプションなど、押さえておきたい便利な機能を紹介します。

1. 投稿の日時や公開期間を設定する

Facebookには公開日時を設定する予約投稿機能があります。例えば投稿時間を早朝に設定すれば、通勤時間帯に動画をニュースフィードに表示させることができます。さらに有効期限の設定もできるため、期間限定公開のコンテンツや、タレントやキャラクターを起用したキャンペーンなど、動画の公開期間に制限がある場合に便利です。有効期限として設定した日時になれば、シェアされた投稿も含め、動画が自動的に非公開となります。

投稿日時や期限は、動画をアップロード後、「投稿」ボタン横の矢印を押し、「投稿日時を指定」のメニューから設定できます。

2. 動画にキャプション(字幕)をつける

Facebookの動画はニュースフィード上では音声なしで自動再生されるため、音声がなくても動画の内容が伝わる工夫が求められます。そこで検討したいのがキャプション(字幕)です。動画にキャプションをつけることで、完全視聴率とエンゲージメント(いいね!、コメント、シェア数)が向上した事例もあります。キャプションは他言語対応という目的だけでなく、ミュート再生時でも動画に興味を持ってもらう上でも効果的と言えるでしょう。

動画にキャプションを追加するには、SRTファイルのアップロードが必要となります。詳細はFacebookのヘルプセンターをご覧ください。

3. 埋め込みリンクを公開する

Facebookの動画は投稿者が制限をかけない限り、外部サイトへの動画の埋め込みが可能です。埋め込み用のコードを公開すれば、Facebookにアップロードした動画を自社サイトやメディアなどでも視聴できるようになり、外部サイトからFacebook ページへの流入経路を増やすことができます。

埋め込み用のコードは、投稿されている動画の右上にある矢印から「動画を埋め込む」を選択すると、誰でも取得することができるため、拡散を狙うのであればコードは必ず公開しましょう。

一方、拡散を目的とせず、敢えて一部の人に向けて動画を配信したり、外部サイトでだけ動画を使いたい場合には「シークレット動画」という機能を使います。これにより、ニュースフィードにもタイムラインにも動画が公開されることなく、リンクを知っているユーザーだけが動画を視聴できる状態を作ることができます。

シークレット動画の設定は、動画をアップロードし、投稿前に行います。「詳細設定」のページで「カスタマイズ」を選択すると「シークレット動画を追加」の項目が表示されます。「シークレット動画を追加」にチェックし「公開」ボタンを押すと動画のリンクが表示されます。

4. 動画ライブラリで動画投稿を編集・管理する

管理画面の「投稿ツール」にある「動画ライブラリ」では、投稿動画を一覧で見ることができます。タイトルや投稿文から特定の動画を検索したり、再生数や作成日での絞り込み検索をしたりすることも可能です。上述の動画埋め込みコードの公開/非公開もここで行えます。

それぞれの動画に対する視聴データも動画ライブラリから見ることができます。Facebook動画の効果計測機能についてはまた別の記事で詳しく解説します。

-----------

動画に関する機能拡充を続けるFacebookは、今回ご紹介したようにさまざまな便利な機能を備えています。これまで動画を管理する場といえばYouTubeが主流でしたが、アプローチしたいターゲット層とFacebookの親和性が高ければ、Facebookを自社の動画資産を管理するプラットフォームとして活用することを検討してみても良いかもしれません。