Doctors Me(ドクターズミー)- 赤ちゃんも「切れ痔」になる!?2つの原因とは?

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痔というと、成人、特に高齢のかたの病気という印象をもっていませんか?でも実は小さな子ども、そして赤ちゃんでも痔にかかることは結構あるんです!
今回は、赤ちゃんや小さな子どもの痔の原因や予防について、医師に詳しい話を聞いてきました。

小さい子や赤ちゃんが、なぜ痔になるの?

小さな子どもの痔で、特に多いのは切れ痔です。その原因は主に2つあります。

1.便秘
原因として圧倒的に多いのが、便が固くなって、必要以上に肛門に力を入れて力んでしまうこと。特に、小さな子どもの皮膚は柔らかく、肛門周囲も、大人に比べると弱い力で出血しやすくなっています。そのため、便秘の後などで硬い便が出ると、大人以上に切れ痔になりやすいといえます。

2.おむつかぶれ
まだおむつをしている年齢の子どもだと、どうしても肛門付近が蒸れて、かぶれたりしやすいもの。そのような皮膚トラブルがあると、もともと薄くて弱い肛門周囲の皮膚はますますデリケートになって、切れ痔が起きやすくなってしまうのです。

子どもを痔にさせないために気をつけたいこと

1.便秘を防ぐ
できるだけ便秘を防ぎ、便を適度な硬さに保ちましょう。
・水分量をしっかり保つこと
・野菜や果物など食物繊維を含む食材を多めにとる
・腸の善玉菌を助ける働きをする乳酸菌を、ヨーグルトなどでとる
・適度に運動できる環境を与えてあげること

気を遣っていても体調の変化などでどうしても便秘になってしまうことはあるもの。「便秘かな?」と思ったら、薬やマッサージなどで早めに対策をしましょう。便秘を悪化させたり長引かせないようにすることも、切れ痔を作らないために大切なことです。

2.肌トラブルを防ぐ
蒸れやおむつかぶれは皮膚を弱くします。
・こまめにおむつを替えること
・きれいにお尻を拭く方法をしっかり教えてあげること

3.重症化させない
小さな子供の切れ痔は、両親がなかなか気づかないこともあります。子どもが大便をするのを我慢していたり嫌がるそぶりがある場合には、もしかしたら切れ痔があるかもしれません。

おかしいな、と思ったら、小児科に相談してみるとよいでしょう。排便時の痛みを和らげるお薬や、便を柔らかくする薬などで比較的早く良くなる場合も多いものです。

いったん切れ痔になると、その後、体質的なものや生活習慣などもあり、何度か繰り返す子どもも多いです。

【医師からのアドバイス】

大人であっても子どもであっても、肛門のいやな痛みは共通です。できるだけあの痛みを味わわなくてもすむように、普段から食生活や生活のリズムに気を付け、水分もたっぷりとって、便秘にならないように暮らしていきましょう。
(監修:Doctors Me 医師)