男子サッカー、リオデジャネイロ五輪・アジア最終予選がいよいよ幕を開ける。13日に北朝鮮代表との初戦を迎える日本代表は、6大会連続出場を目指し過酷な戦いに挑む。

すると10日放送、テレビ朝日「やべっちF.C.」では、元北朝鮮代表で清水エスパルス・鄭大世に行ったインタビューの模様を放送した。鄭大世が語った北朝鮮代表の脅威や実態とは。主なコメントは以下の通りだ。

●北朝鮮代表について
「その試合に負けたからって罰則とか炭鉱に送られたりっていうのは聞くんですけど、あれは全くない話。スペインのサッカーも見てるし、ヨーロッパのチャンピオンズリーグにしても映像で観て勉強している。皆が思っているほど閉鎖的ではない。

代表という時点で国を背負うという小さなレベルの話ではなくて、代表になっている以上は全員がこの国のために自分の全てを犠牲にしてやるっていう覚悟がある。全員のベクトルが真っ直ぐ同じ方向を向いているので彼らの性格も純粋無垢だし、国民のために、国のために絶対勝たなきゃいけないっていうことを徹底して教えられているし、皆が弾丸のようにゴールに突っ込んでいくし何の恐れも恐怖心もない」

●環境の違いについて
「社会主義なので代表から落ちるだけで(生活も)しんどくなる。日本代表はオリンピックで勝てなかったとしてもクラブチームで頑張れば給料が貰える。得るものはお互い一緒だけど失うものの大きさが違う」

●北朝鮮代表の強み
「スタイル的に他の国とは違って特別なものが北朝鮮にはあって、普通だったら代表はそれぞれのチームに所属していながら、試合の時の何日か前に集まってキャンプして試合というのが普通。北朝鮮の場合は代表を集めて1年中一緒に活動させる。泊まる施設みたいなのがあって、そこでいつも生活しながら週末の日曜日に家に帰るっていうスタイル。連携の部分などは間違いなく高いでしょうね」

●北朝鮮代表が負けられない理由
「北朝鮮代表の選手達は、歴史的な背景があるから日本には国を代表する限り絶対に負けちゃいけないっていう意識が働いている。他の試合よりも2倍、3倍のモチベーションで挑んでくる。そういう時の前は殺気立っているし、練習中も緊張感がMAXだし、ロッカールームでは怒号が飛び交う。初戦は相当気合い入れてやってくると思うし、韓国でプレーしてても北朝鮮でプレーしてても皆口を揃えて言うのは、日本代表の選手は強く行けば怯むっていうのを言う。実際に試合観ててもそうなるし、でも、そこで強く行こうとして日本代表が技術でいなして、それで相手を疲れさせたら日本が勝つと思う。一瞬怯んで相手のフィジカルサッカーに飲まれたら厳しいでしょうね、日本代表は」