急上昇のビットコインが1か月で2倍!さらなる上昇期待も
’14年のマウント・ゴックス事件でビットコインは終わった……などと思っている人も多いのでは? 実は今、暗号通貨のトレードで荒稼ぎしている人が増えている。その一攫千金術に迫った!

◆1か月で2倍の急上昇!来年にはさらなる上昇期待も

 ビットコイン(BTC)が急騰中だ。10月には1BTC=200ドル台前半で推移していたにもかかわらず、11月初旬には500ドルを突破。年始に300ドルを割り込んで以降、200ドル台での推移が続いていたが、昨年末になって多くの“ビットコイナー”に一足早くボーナスが舞い込んだようなのだ。

「上昇の要因はBTCを最も活発に取引している中国。8月のチャイナショック前後から中国政府は人民元切り下げなど、通貨安政策を強化しています。自国通貨安を嫌った中国人がBTC買いに走ったのだと思います」

 そう解説するのは暗号通貨の解説書『ヤバイお金』(小社刊)の著書を持つ金融ライターの高城泰氏。中国人によるBTC買いは、当局による規制の影響もあるという。

「中国政府は資本流出を防止するため、中国人用のデビットカードとして知られる銀聯カードの規制を強化したんです。その結果、中国国外で現金を引き出す場合の上限額は1日1万元(約19万円)から1年10万元(約190万円)へと大幅に引き下げられました。海外で爆買いしたい中国人が資産を外へ持ち出す手段として、BTCを選んでも不思議ではない」

◆200ドルが超強力なサポートとなる理由

 とはいえ、BTC価格は11月初旬に高値をつけてから調整中だ。まだ上がる余地はあるのか?

「BTCは購入する以外にも『マイニング』(採掘)という方法で入手可能です。マイニングとはAさんからBさんへBTCを受け渡す際に発生する承認作業を“手伝う”こと。BTCは偽造されないように、この承認作業に膨大な計算を課す。この計算を手伝うことで、マイナーは一定のBTCを手にすることができるのです。ただ、マイニングにもコストがかかります。計算作業をやらせるPCの電気代や設備費などです。これらのコストが1BTCあたり200ドル。つまり、200ドルはBTCの原価とも言えるのです。だから、よほどのことがない限り、200ドルは割らないと見られています」

 週足ベースで見るとBTCが注目されだした’13年後半以降、終値が200ドルを割ったことはない。「200ドルを割ったら損切り」と割りきって、下がったら買っていくのもよさそうだ。では今後の値動きは?

「今年半ば、BTCにとって二度目の『半減期』が訪れます。ビットコインの発行量は上限2100万枚。上限に向かって徐々に発行ペースが逓減するよう設計されています。発行ペースを操作する手段の1つとして約4年に一度、マイニング報酬が半減するんです。供給が絞られ、またビットコインの希少性が改めて着目されれば価格上昇が期待できます。前回’12年の半減期では半年かけて10ドル台から200ドルへ駆け上がりました」

 注目イベントの半減期で再びの急騰が期待できるかも。

「BTCのイメージダウンになった’14年のマウント・ゴックス事件(大手取引所によるBTC大量消失事件)の捜査も終結し、金融庁はビットコイン関連の法案づくりに着手しています。三菱東京UFJFGは、BTCの根幹技術『ブロックチェーン』を応用するベンチャー企業『R3』との提携を決めました。ゴールドマン・サックスやシティグループなど世界の大手金融機関も軒並みR3との提携を決めています。国内を見ても、世界を見てもBTCへの追い風は強まっています」

 それとともに取引環境も整備されてきている。

「以前は『現物を買うのみ』という取引所がほとんどでしたが、最近では信用取引のように売りから入ったり、レバレッジをかけたりできる。FXのようにBTCをトレードできる」