世界最大規模のキルトの祭典!東京ドームで「第15回東京国際キルトフェスティバル」

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手仕事の温もりが感じられる手芸として、幅広い年代に人気のキルト。今年、ものづくりをはじめたい女子は、世界でも最大規模のキルトの祭典を覗いてみて。布と糸で作り上げる奥深い世界は視野を広げてくれるかも。

2016年1月21日(木)から27日(水)までの7日間、「東京ドーム」では「第15回東京国際キルトフェスティバル―布と針と糸の祭典―」を開催。同イベントには毎年20万人以上が訪れ、2015年までの累計では350万人を超えたそう。

今回の見どころとなる特集企画は、斉藤謠子「ピーターラビット(TM)の世界」。作家であるビアトリクス・ポターの生誕150周年を記念して、キルト作家の斉藤謠子さんをはじめとするグループのメンバーが、ピーターラビットのファンタジックで美しい原画の世界を表現したキルト50点が並ぶそう。

「2016年はポターの生誕150周年を迎えて、記念の公式企画が各地で開催されますが、今回の企画は日本でも第一号のものだと思います。独特の立体感を持たせた作品となっていますので、キルト作品ならではの世界観を楽しんでください」と、広報担当者さん。
もうひとつの特別企画は「ウィリアム・モリス 地上の楽園」。19世紀を代表する英国人デザイナー、ウィリアム・モリスが「地上の楽園」と呼んだ英国・コッツウォルズの別荘を、彼のデザインによる壁紙などで再現するそう。

「モリスが残した貴重なアンティーク作品に加え、キルト作家25人がモリスの布を使って作った作品も展示します。詩的で装飾性の高い、モリスの世界観を堪能できますよ」(同)


初日には、プロ・アマを問わず国内外から作品が集まるコンテスト「日本キルト大賞」が行われる。今回は応募総数1459点から選ばれた入選作品、約400点が展示される予定。「トラディショナル」「創作」「和」などの6部門に分かれた作品はいずれも個性派揃いで、見ごたえも十分。

会場には約220店が参加する、日本最大のキルトマーケットが登場し、キルトに関するものならなんでも揃う。キルトファンはもちろん、作品を見てキルトを始めたくなった女子にも役立つはず。

日本のキルト界を代表する3人の作家(黒羽志寿子さん、郷家啓子さん、中山久美子ジュラルツさん)が、来場者にレッスンを行う「とことんレッスン」もおすすめ。

「こちらは今年が初めての試みで、3人の先生方が基本的にそれぞれのブースにいらしてずっと対応します。キルトのことで聞きたいことなどあれば、直接教えていただけますよ」(同)

世界最大級のキルトフェスティバルで、個性豊かな美しいキルトを、見て、学んで、満喫して。