◎自由でノーテンキな金銭感覚が「 中高年貧乏」の悲劇を生む!

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今のままでは老後はドツボ。アナタの生活にも老後破綻のリスクが忍び寄ってきてはいませんか。独身だから悠々自適で大丈夫。大企業に勤めているから老後は安心。共稼ぎだから余裕たっぷり。こんな考えの裏にこそ潜んでいる老後破綻のリスクと対策術を教えます。

独身や主婦は生活費を把握し
貯める習慣を身につけるべし

 まずは独身の男女。彼ら、彼女らについて何よりも生活費の管理が甘い点が問題と専門家たちは指摘する。自身がリストラされた経験のあるFPの花輪陽子さんは、40代までに貯める力をつけないとその先はジリ貧と警告。

「買い物やグルメ、自己投資にお金を使う生活を続けていると、中年以降に改めるのは難しい。貯蓄が十分でないまま50代を迎え親の介護や自分の病気で働けなくなると、老後前に困窮しかねません」(花輪さん)

 また、基本的な生活費である毎月の家賃や食費、水道光熱費、通信費がいくらなのか、すぐに言えない場合は黄色信号。自分がいくら貯蓄に回せるのかがわからないと、「余ったら貯めよう」という甘い考えになり、結局貯蓄ができないからだ。

「収入が低いから貯蓄ができないと言うのはウソ。生活費を把握し予算意識を持てば誰でも貯められます。予算意識がないとどんなに稼いでも貯まりません」(江原さん)

 1カ月に最低必要な生活費が把握できれば、貯蓄に回せる額、浪費していい額もハッキリする。よくわからない保険や投資にお金をつぎ込むより、まずは足元の家計を見直して先取り貯蓄の仕組みを作ることが、身を守る武器になるのだ。

既婚者は必ず支出の“大筋”を
夫婦で合意しておくことが不可欠

 独身はお金の使い道を100%自分の意思で決められるが、夫婦になるとそうはいかない。自分はマイホームを買うつもりでいたのに、相手は実家に戻るつもりだったなど、住宅や教育費の価値観がかみあわないと、最悪離婚に至ることもあり、貧乏老後を過ごすハメに。FPの氏家祥美さんは、専業主婦、共稼ぎともに、少なくとも教育費と住居費、老後のお金だけは、夫婦で話し合っておくことが必要と次のように話す。

 「家は買うのか、教育費はどう貯めるのかなど、大筋の方向性さえ合意していれば、途中でトラブルがあっても軌道修正がしやすい。普段は別財布の共稼ぎも貯蓄だけは共有を」

 どんなライフステージでも、現金さえしっかり貯めていれば、ほとんどの“ドツボ”は回避できると専門家たちは断言。シャープや東芝の例を用いるまでもなく、大企業に勤めていれば生涯安泰だった時代は終わった。1日でも早く貯蓄を始めた者が、最後に笑うのだと肝に銘じよう。

 ところで、表紙が堀北真希さんの12月21日発売のダイヤモンド・ザイ2月号には、「まずは目標1000万円!老後のお金、教育費、住宅ローン、介護費などお金が貯まる人生設計術」の特集が載っている。独身男女、専業主婦家庭、共稼ぎ夫婦に分類してそれぞれの老後のお金や住宅ローンなどの対策術を7人のファイナンシャルプランナーが大公開&アドバイス。お金の対策は1日でも早く始めた人の勝ち。2016年からお金が貯まる生活にシフトするためにもダイヤモンド・ザイ2月号をぜひ読んでみてほしい。この号には、やらなきゃ損のふるさと納税の「特産品大賞2016」の別冊付録もついている。