化粧品には目的に応じた効果を高めるためにビタミンが配合されています。つまり配合されているビタミンの種類によって目的や効果は異なるのです。化粧品を買う時には、ご自身の肌のお悩みに応じたビタミン配合のものを選ぶことが理想の肌に近づく近道です。

◯シミを薄くして肌のハリを保つためにビタミンA 配合のものを

ビタミンAは、ターンオーバーを正常に保ち、シミを薄くしたり、シワを改善したりして肌のハリを保ちます。脂溶性ビタミンで肌にすぐに吸収されやすいので、乾燥、赤みなどが肌に表れることもあります。肌の状態を見ながら使う量を減らしたり増やしたりしましょう。ビタミンAは、酢酸レチノール、パルミチン酸レチノールなどと表示されます。シミといえばビタミンCと思っている人も、一度はビタミンA配合のコスメを取り入れてみても良いと思います。

◯唇の荒れやニキビ予防にビタミンB群配合のものを

ビタミンB2は、別名リボフラビン。皮膚や爪、髪を再生させるビタミンです。欠乏すると皮膚や粘膜の炎症が起こります。唇が荒れやすい人やニキビ・フケで悩んでいる人はぜひ摂りたいビタミンですね。リン酸・酪酸などのエステルにして配合されることもあります。ビタミンB6は、たんぱく質やアミノ酸の代謝を活性化するので肌の健康には欠かせない成分。水溶性で壊れやすいビタミンなので、ビタミンB6誘導体として配合されます。肌荒れ、ニキビ、かゆみ、日焼け防止に効果的です。

◯くすみ解消、透明感アップならやっぱりビタミンC配合のものを

シミ予防・美白効果を期待するならビタミンCです。できてしまったシミよりもシミの予防や肌全体の透明感をアップさせることやくすみを解消することに役立ちます。アスコルビン酸とも呼ばれて、抗酸化作用を持ち、メラニン色素を抑制します。コラーゲンを構成する成分を合成して、肌のハリやツヤを高めます。水・光・熱に弱いため、ステアリン酸アスコルビルなどのビタミンCのエステルや水溶性ビタミンC誘導体の形にして化粧品に配合されているので、チェックしてみましょう。

◯赤ニキビにはビタミンE配合のものを

トコフェロールとも呼ばれて、活性酸素を抑制して紫外線による炎症やシミ、肌荒れ、ニキビなどを予防。特に赤ニキビの改善に効果が高いと言われます。脂溶性ビタミンを水溶性ビタミンに換えたビタミンE誘導体(トコフェリルリン酸Na) は肌への浸透がよいとされます。最近は、トコフェロール以上の美肌効果があるトコトリエノールに注目が集まっています。シミ、シワ、毛穴の開きや黒ずみなどに効果が高く、洗顔フォーム、クレンジング、スキンケア、ベースメイクなどさまざまなコスメに配合されています。


writer:松尾真佐代