ミランダ、こじはるも愛飲「レモン白湯」の効果がスゴすぎる!

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ミランダ・カーやマギー、AKB48のこじはるなども実践していると話題の“レモン白湯”。

すでに、実践されている人も多いかもしれません。しかし、さまざまなスーパーフードのなかで、なぜこんなにもシンプルなものに注目が集まっているのかご存じですか?

そこで今回は、健康管理士の筆者が、5,000年もの歴史を持つインドの伝統医学アーユルヴェーダ、近代栄養学そして酵素栄養学の観点からご紹介します。

■飲まない理由が見つからない!「白湯」の驚くべき効果

アーユルヴェーダでは、白湯を飲むとデトックス効果、血行促進、むくみ解消、便秘や肌荒れの改善、冷え症改善、ダイエット、寝起きが良くなる……などさまざまな効果があるといわれています。

しかし、そもそも白湯とは沸騰させたお湯を50〜60℃程度に冷ましただけの“お湯”。なぜそんなにもたくさんの効果が得られるのでしょうか。

■「体の機能」や「酵素栄養学」から考えるととても理にかなっている

酵素は44℃までは、温度が上がれば上がるほど反応速度が速くなります。そのため、50〜60℃という体温よりも高い温度の水分を体に取り込めば、胃腸の温度が上がり酵素の働きが活性化します。酵素の反応が良くなるということは当然、デトックス効果が得られ、むくみや便秘の解消にもつながります。

また、温かい水分を摂ることで血流量が増え血行も良くなるため、冷え症も改善されます。

酵素の活性化と血行の改善によって代謝があがるので、肌荒れの改善やダイエット効果までも得られるのです! しかも、心地よい温度の白湯を飲めばリラックス効果により睡眠の質が上がり、寝起きが良くなります。

非常に理にかなっていて、いいことづくめです。

■さらに効果UPを狙うなら「レモン白湯」がオススメ

白湯にレモンを入れると、飲む前からその効果が得られます。それはレモンの香り。香りは感情や意欲、睡眠や自律神経を司る脳の大脳辺縁系に直接働きかけます。レモンの香りは高ぶった神経を鎮め、リフレッシュさせ頭の働きをスッキリさせてくれ、記憶力や集中力も高めてくれます。

もちろん飲むことでレモンから得られる効果も。レモンの代名詞ともいえるビタミンCは、体内でのコラーゲンの生成促進や鉄の吸収促進、抗ストレス作用と、忙しい毎日を送る女性には欠かせない栄養素。さらに、レモンに含まれるクエン酸は、炭水化物の代謝を促進したり、疲労物質である乳酸を分解してくれます。疲労回復やダイエットには欠かせない栄養素です。

■レモン白湯の作り方と飲むタイミング

いったん沸騰させたお湯を自然に60〜70℃程度に冷まします。そこへ1/2個分のレモンの絞り汁を加えれば50〜60℃の理想的な温度のレモン白湯が出来上がります。

飲むタイミングは、毎食前と寝る前の1日4回程度。食前に飲むことで胃腸を温め、さらにはレモンの血糖値上昇を抑える効果で糖化も防ぐことができます。すする感じでゆっくり飲むのがポイントとなります。1日の適量は700〜800cc程度。それ以上飲むと体に必要な水分まで排泄してしまうといわれているので、飲み過ぎには注意しましょう。

いかがでしたか? とってもシンプルなのに、ここまでの効果があるとなれば実践しないわけにはいきませんよね! 末端冷え症が気になるこの時期。そして内臓冷えが多いといわれているこの時代だからこそ、レモン白湯はピッタリだといえるでしょう。

ちなみに、毒素や老廃物が溜まっている人ほど不味く感じるともいわれているので「まずい!」と感じた人ほど、継続の必要がありそうですね。

【著者略歴】

SAYURI・・・長年の医療業界での経験を生かし、健康管理士、食育インストラクター、心理カウンセラーとして執筆活動や講演活動をする傍らNPO法人予防医療推進協会の理事長も務める。

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※ Sea Wave / shutterstock