日本でも第1類医薬品と第2類医薬品のネット販売が解禁され、ネット通販の普及も手伝って、サプリメントや医薬品をネットで購入する人も増えています。便利な反面、個人輸入による医薬品やサプリメントにはリスクがあることを知っておきましょう。

日本でネット販売が許可されている医薬品

日本でネット販売が解禁になったのは、もともと認可があった第3類医薬品のほか、ロキソニンやリアップ、ガスター10、フレディCCなどの第1類医薬品の一部とイブ、オロナイン、太田胃散などの第2類医薬品の一部。第1類医薬品とは、効き目もあるが副作用の恐れもあるため薬剤師による説明が必要な医薬品のこと。国内でネット販売している業者は厚生労働省の認可を受け、販売の際にもきちんとした手順が必要になっています。そもそも、日本の薬事法は世界でも厳しいほうで、医薬品やサプリメントについては他国で認可されていても日本では無認可というものが多くあるのが現状です。

処方箋なしでも買える?

日本ではクリニックで診察のうえ処方箋がないと購入できない医薬品が、個人輸入のネット通販ではワンクリックで買えてしまうことがあります。ED改善薬のバイアグラや薄毛改善のミノキシジル、避妊のアフターピル、ダイエット・美容系サプリメントなどが有名ですね。そのほとんどが、日本では無認可のジェネリック医薬品であることが多いのも事実。悩みを解消したい気持ちはわかりますが、自分の体内で作用するものですから「試しに」というのはやっぱり怖いことなのです。

半分が偽物だったなんてことも……

個人輸入による医薬品やサプリメントを服用するリスクとして「日本人の体にも効くか安全かが不明」「成分や品質のチェックが十分でない」「効能や効果を虚偽にうたっている」「正規品を偽ったニセモノ」などが挙げられます。厚生労働省によれば、個人輸入におけるED治療薬の半数以上がニセモノだったという調査結果があります。また、本物だったとしても副作用や健康被害を被った場合、自己責任になってしまうのです。販売業者が誠意ある対応をしてくれなくても泣き寝入りするしかありません。

体の悩みは、原因も症状も改善法もそれぞれ違います。他の人には効いても自分には毒かもしれないのです。安全を確認できるもの以外は、興味や試験的に購入しないようにしましょう。


writer:しゃけごはん