BMWが考える「新しいクルマのUI」

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BMWは「CES 2016」で披露するコンセプトカーのティーザー動画を公開した。手の動きを3次元で捉える新ユーザーインターフェイス「AirTouch」を搭載している。

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ドイツのBMWは、1月6日(米国時間)にラスヴェガスで開幕する「CES 2016」に先立ち、コンセプトカーのティーザー動画を公開した

このコンセプトカーは、内装デザインとクルマのユーザーインターフェイス(UI)の未来に関する同社の考え方を見せつけるものだ。

コンセプトカーは、極めてよくできたハイブリッドスポーツカー「i8」のコンヴァーチブルタイプだ。UIには、ジェスチャーコントロール「AirTouch」が使われている。これは、2015年の新型「7 Series」でお目見えしたジェスチャーコントロール(文末に動画)をさらに進化させたものだ。

AirTouchは、手の動きを3次元で捉えるセンサーを使って、インフォテインメントシステムをまるでタッチ画面があるかようにインタラクティヴに操作でき、それでいて画面に指紋が残らない。

BMWによれば、AirTouchを使うことで、BMWのインフォテインメントシステム「iDrive」のさまざまな機能やオプションの選択に必要な操作ステップの数が少なくなるという。階層ツリー構造になっている選択肢の先のステップが、あらかじめ選択されていることはその一部だ。これにより運転者は、運転により集中することができる。

手の動きを捉えるセンサーは、メイン情報ディスプレイの脇のダッシュボードに埋め込まれている。AirTouchの起動ボタンは、運転席と助手席の両方にある。

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