12月30日、朝日新聞の「声」欄に寄せられた教師の投稿が、ネット上で波紋を広げている。

この投稿は32歳の高校教員が書いたもので「好みを押しつけてはいけない」と題し、生徒たちが髪を染めたり、ピアスをしたりすることに対して、独自の意見を述べている。

教師たちは通常「校則で決まっている」「学校にふさわしくない」「体を傷つける」という理由から、生徒たちのこうした行動を非難しているが、投稿主は「それは『あるべき生徒像』という教員の私的な好みや趣味を、子どもたちに押しつけているだけではないだろうか」と疑問を投げかける。

投稿主は、教師たちが「我慢を教える」という名目のもと、このような「押しつけ」を正当化することについて、「戦中の国民服やパーマ禁止を彷彿とさせる」「あしき統制主義でしかないと思う」と、切って捨てた。

その上で投稿主は、学校で徹底するべき社会のルールは「他人に迷惑をかけない」という範囲内であるべきだと指摘し、茶髪やピアスも生徒たち個人の決定に委ねるべきとの考えを示した。投稿主によれば、それが「憲法13条が要請している個人の尊重の精神」だというのだ。
12月30日、あるTwitterユーザーが、この新聞記事の画像をTwitter上に投稿し、今年4日14時の時点で10400件以上のリツイートと、8500件以上の「いいね」を集めるなど、ネット上で話題となっている。

さらに、この投稿には「学校の先生たちに見せてえわ」「大人とか教師とか好み押しつけすぎ」との肯定的な意見だけでなく「学校のルールも守れんのやったら社会のルールも守れんと思う」「人権を出すのは人権という言葉を盾にしてルール守らないのを正当化してるだけ」との否定的な意見など、さまざまな意見が飛び交い、物議をかもしている。

【関連情報】
(声 どう思いますか)10月31日付掲載の投稿「好みを押しつけてはいけない」

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