花江夏樹のある日の休日。「きょうは何する…?ゲームでしょっ!(笑)」
注目の声優、花江夏樹がライブドアニュースに初登場。少年のように瑞々しい声。くしゃっとした笑顔。ふんわりとした雰囲気をまといながら、饒舌なトークで場を盛り上げるギャップの持ち主のプライベートに迫ります。撮影テーマは「休日」。やわらかな光が差し込む日曜日の朝、もし隣に彼がいたら……そんな想像をしながらお楽しみください(笑)。
撮影/宮坂浩見 取材・文/照沼健太
スタイリスト/ホカリキュウ ヘア&メーク/大坪真人 撮影協力/Awabees
――まずは子ども時代の話からお伺いしようと思います。
子どもの頃は、ガキ大将みたいなオラオラな感じでしたね。鬼ごっこで追いかけられたら、他の友だちをオトリにしてでも自分は逃げたり(笑)。
――(笑)。どんな遊びをしていましたか?
小学校から中学校にかけては、ずっと外で遊んでるような元気なグループにいました。学校にハイパーヨーヨーをこっそり持っていって、校舎の裏の“先生の死角”に集まってみんなで遊んだり、ゲーセンのメダルを上履きで飛ばすホッケーみたいなことをしたり。
――意外とヤンチャだったんですね!
小さい頃ってそんなに人見知りしないじゃないですか? だから自然とヤンチャに過ごせたんですよね。でも高校はそうはいかない、いろんな場所から人が来るわけですから。
――どんな高校に進学されたんですか?
中学のとき僕はテニス部だったんですけど、美術部の女の子に片思いをしていて。彼女が受験すると言ってた高校は進学校だったんですけど、僕もそこを目標にして、がんばって勉強したんですよ。
――すごい! そして見事合格されて…
入学後すぐに美術部に入部して先回りしました。でも体験入部の期間が終わっても彼女は現れなくて…。「美術部に入りたいって言ってたはずなんだけどな〜」と思いながら、ふとグラウンドのほうを見たら、そのコが野球部のマネージャーになってたんですよ!
――うわあ〜…(苦笑)。
すごく落ち込みましたね(笑)。
――じゃあ結局、告白はしなかったんですね。
告白はできなかったんですけど、バレンタインのチョコはもらいました。
――おお!
義理チョコですけどね(笑)。バレンタインデーの1週間前から「1週間後ってなんの日かな〜?」って毎日言ってた甲斐がありました。まだ実家にあります。
――食べてないんですか?(笑)
たぶん化石になってますね(笑)。
――声優になりたいと思ったのは、何がキッカケだったんですか?
高校に入学してすぐにそういうことがあったんですけど、それでも学校生活は楽しもうとは思っていたんです。ただ、自分にとっては学力的にハードルが高い高校にがんばって入ったこともあって、勉強についていけなくなっちゃって。それで「このまま大学に行っても勉強しないだろうな」と思い、高校を卒業したら働こうと考えたんです。
――それで声優を?
最初は美大を出て広告代理店でデザインがしたいと思っていたんですけど、受験科目に英語があったので無理だなと。そこで当時友だちとよくカラオケに行っていたこともあって、歌を仕事にできないかと思って調べたら、歌手のほかに声優という仕事もあるんだと知りました。
――当時からアニメはよく見ていたんですか?
ちょうどアニメを少し観始めるようになったところだったんです。『桜蘭高校ホスト部』の再放送をたまたま観たらすごいおもしろくて、全部のエピソードを観て、他のアニメもチェックし始めて…。それで声優になれたらいいなと思うようになりました。
――声優になるために、まず何をされました?
たまたま知り合いに元声優の方がいて、その人にいろいろ教えてもらいました。養成所や専門学校に行かないといけないとのことだったんですけど、経済的にそんな余裕もなかったから、お金をかけないで声優になれる方法を探し始めました。そしたら母親が「事務所に直接メールを送ってみようか」と。
――お母さんも一緒に考えてくれたんですね。
当時、母も僕も山寺宏一さんのことが好きで、「山ちゃんが所属する事務所が最近できたから、そこに送ってみよう!」と、ボイスサンプルと歌のサンプルとプロフィールを送ったんです。
――直球すぎて誰もやらなさそうな行動ですね!
仕事依頼のメール入力フォームしかなくて、そこから送りましたからね(笑)。そんなことをしてきた人は過去にいなかったらしく、社長がおもしろがってくれて連絡をいただけました。
――事務所から連絡が来たときのお母さんの反応は?
おそるおそる「実は…返信が来たの……」って(笑)。でもすごく喜んでくれました。
――すぐにオーディションみたいな感じだったんですか?
まずは面接を受けて、夏休みから3ヶ月、ワークショップに通いました。最後にオーディションがあって、無事に合格して預かり契約をいただけました。それが高校3年の11月ですね。
――そうして始めた声優のお仕事ですが、どんなところが楽しいですか?
いろんな役柄があるので、普通に生活していたら経験しないようなシーンを演じられることですね。僕はもう成人しましたが、中学生や高校生の役をやることで青春を取り戻せたりするのが楽しいです。
撮影/宮坂浩見 取材・文/照沼健太
スタイリスト/ホカリキュウ ヘア&メーク/大坪真人 撮影協力/Awabees
美術部の女の子に片思いしてた
――まずは子ども時代の話からお伺いしようと思います。
子どもの頃は、ガキ大将みたいなオラオラな感じでしたね。鬼ごっこで追いかけられたら、他の友だちをオトリにしてでも自分は逃げたり(笑)。
――(笑)。どんな遊びをしていましたか?
小学校から中学校にかけては、ずっと外で遊んでるような元気なグループにいました。学校にハイパーヨーヨーをこっそり持っていって、校舎の裏の“先生の死角”に集まってみんなで遊んだり、ゲーセンのメダルを上履きで飛ばすホッケーみたいなことをしたり。
――意外とヤンチャだったんですね!
小さい頃ってそんなに人見知りしないじゃないですか? だから自然とヤンチャに過ごせたんですよね。でも高校はそうはいかない、いろんな場所から人が来るわけですから。
――どんな高校に進学されたんですか?
中学のとき僕はテニス部だったんですけど、美術部の女の子に片思いをしていて。彼女が受験すると言ってた高校は進学校だったんですけど、僕もそこを目標にして、がんばって勉強したんですよ。
――すごい! そして見事合格されて…
入学後すぐに美術部に入部して先回りしました。でも体験入部の期間が終わっても彼女は現れなくて…。「美術部に入りたいって言ってたはずなんだけどな〜」と思いながら、ふとグラウンドのほうを見たら、そのコが野球部のマネージャーになってたんですよ!
――うわあ〜…(苦笑)。
すごく落ち込みましたね(笑)。
――じゃあ結局、告白はしなかったんですね。
告白はできなかったんですけど、バレンタインのチョコはもらいました。
――おお!
義理チョコですけどね(笑)。バレンタインデーの1週間前から「1週間後ってなんの日かな〜?」って毎日言ってた甲斐がありました。まだ実家にあります。
――食べてないんですか?(笑)
たぶん化石になってますね(笑)。
正面突破! 声優デビューまでの道
――声優になりたいと思ったのは、何がキッカケだったんですか?
高校に入学してすぐにそういうことがあったんですけど、それでも学校生活は楽しもうとは思っていたんです。ただ、自分にとっては学力的にハードルが高い高校にがんばって入ったこともあって、勉強についていけなくなっちゃって。それで「このまま大学に行っても勉強しないだろうな」と思い、高校を卒業したら働こうと考えたんです。
――それで声優を?
最初は美大を出て広告代理店でデザインがしたいと思っていたんですけど、受験科目に英語があったので無理だなと。そこで当時友だちとよくカラオケに行っていたこともあって、歌を仕事にできないかと思って調べたら、歌手のほかに声優という仕事もあるんだと知りました。
――当時からアニメはよく見ていたんですか?
ちょうどアニメを少し観始めるようになったところだったんです。『桜蘭高校ホスト部』の再放送をたまたま観たらすごいおもしろくて、全部のエピソードを観て、他のアニメもチェックし始めて…。それで声優になれたらいいなと思うようになりました。
――声優になるために、まず何をされました?
たまたま知り合いに元声優の方がいて、その人にいろいろ教えてもらいました。養成所や専門学校に行かないといけないとのことだったんですけど、経済的にそんな余裕もなかったから、お金をかけないで声優になれる方法を探し始めました。そしたら母親が「事務所に直接メールを送ってみようか」と。
――お母さんも一緒に考えてくれたんですね。
当時、母も僕も山寺宏一さんのことが好きで、「山ちゃんが所属する事務所が最近できたから、そこに送ってみよう!」と、ボイスサンプルと歌のサンプルとプロフィールを送ったんです。
――直球すぎて誰もやらなさそうな行動ですね!
仕事依頼のメール入力フォームしかなくて、そこから送りましたからね(笑)。そんなことをしてきた人は過去にいなかったらしく、社長がおもしろがってくれて連絡をいただけました。
――事務所から連絡が来たときのお母さんの反応は?
おそるおそる「実は…返信が来たの……」って(笑)。でもすごく喜んでくれました。
――すぐにオーディションみたいな感じだったんですか?
まずは面接を受けて、夏休みから3ヶ月、ワークショップに通いました。最後にオーディションがあって、無事に合格して預かり契約をいただけました。それが高校3年の11月ですね。
――そうして始めた声優のお仕事ですが、どんなところが楽しいですか?
いろんな役柄があるので、普通に生活していたら経験しないようなシーンを演じられることですね。僕はもう成人しましたが、中学生や高校生の役をやることで青春を取り戻せたりするのが楽しいです。