『さらば あぶない刑事』1月30日(土)公開 ©2016「さらば あぶない刑事」製作委員会

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コミック原作や恋愛ものでもヒットが出ている日本映画だが、今、日本映画で見るべきは監督含め男たち。

写真で選ぶ「2016年見ておくべき日本映画」(全22枚)

骨太なドラマやアクション大作も次々登場していて、男性ファンも女性ファンもつかんでいる。2016年も男たちが熱く、男たちに熱くさせられる年となりそう!! 

あの名作も時を経て復活! 注目の続編作品

『の・ようなもの のようなもの』 1月16日(土)公開

森田芳光のデビュー作『の・ようなもの』(81)のその後を描くオリジナル作品で、35年を経ての続編となる。

森田組のスタッフ・キャストが再集結。氏の遺作となった『僕達急行 A列車で行こう』(12)でも主演を務めた松山ケンイチが主人公の落語家“の・ようもの”の新米噺家・志ん田に扮し、森田作品で助監督や監督補を務めた杉山泰一がメガホンを執る。

『セーラー服と機関銃-卒業-』 3月5日(土)公開

女子高生ながらにヤクザの組長を務め、伯父の仇を機関銃で襲撃する事件を起こした星泉。組解散後は普通の女子高生として過ごしていたが、再び騒動に巻き込まれて……。

大ヒット作となった薬師丸ひろ子主演『セーラー服と機関銃』(81)のその後の物語で、赤川次郎の正式な続編を橋本環奈で映画化。監督は前田弘二。あの名台詞「カイカン」も復活する!?

『暗殺教室〜卒業編〜』 3月25日(金)公開

松井優征の同名人気コミックの実写映画化第2弾。

名門校の落ちこぼれクラスの担任にして、生徒たちにとっては暗殺ターゲットでもあるタコ型の超生物・殺せんせーの過去、そして卒業までの顛末と地球の命運が描かれる。

殺せんせーの元の姿である最強の殺し屋・死神を二宮和也が演じ、マッドサイエンティスト・柳沢誇太郎役で成宮寛貴が初登場する。

『シン・ゴジラ』 7月29日(金)公開

庵野秀明が脚本・総監督、樋口真嗣が監督・特技監督を務める“ゴジラ”シリーズ最新作。

今作のゴジラの体長は、ギャレス・エドワーズ監督のハリウッド版『「GODZILLAゴジラ』(14)の108メートルを上回る、シリーズ最大級の118.5メートル。そんなゴジラに、政府関係者の長谷川博己、竹野内豊、米国エージェントの石原さとみらが対峙することとなる。

『デスノート2016(仮題)』 2016年より

大場つぐみ・小畑健の人気コミックを原作とした『デスノート』『デスノート the Last name』(06)の続編。

監督は金子修介から佐藤信介にバトンタッチされ、まさに前作から10年後となる2016年を舞台に物語を展開。

夜神月やLの遺伝子を受け継ぐ新たな天才たちが、人間界に同時に存在しうる6冊のデスノートをめぐって壮絶な戦いを繰り広げる。

名前だけでも期待大! 鬼才たちの新たなる挑戦

『クリーピー』 6月18日(土)公開

奇妙な隣人への疑惑と不安から、ある夫婦の日常が深い闇へ引きずり込まれていく恐怖を描く。

第15回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞した前川裕の同名小説を、黒沢清が映画化。

クリーピー=身の毛がよだつ気味の悪さがどう演出されるのか注目だ。主人公の犯罪心理学者・高倉に西島秀俊。ほか、香川照之、竹内結子、川口春奈、東出昌大らが出演。

『怒り』 秋公開

『悪人』(10)に続き、李相日が吉田修一の小説を映画化。

現場に「怒り」という血文字を残したまま、未解決で終わった殺人事件。その余波が、事件と無縁に暮らしていた人々の心も侵食していく。

3つの場所と人々の群像劇として描かれ、渡辺謙と宮粼あおいと松山ケンイチ、妻夫木聡と綾野剛、森山未来と広瀬すずらが、胸をえぐる人間ドラマを展開する。

『永い言い訳』 秋公開

西川美和が本木雅弘と深津絵里を夫婦役に迎え、直木賞候補作となった書き下ろし小説を自ら映画化。

妻を突然のバス事故で失った人気作家。彼は同じ事故で亡くなった妻の親友の遺族と出会い、思わぬ行動に出る。

家族突然失った者たちは、どのように人生を取り戻すのかをテーマに、その姿を真摯に追う一作。監督ならではの鋭くも温かな視点に注目だ。

『団地』 2016年公開

とある団地に引っ越してきた夫婦にまつわる噂が、やがて大騒動を引き起こしていく様を描く人情喜劇。

日本アカデミー賞最優秀監督賞などを受賞した『顔』(00)の阪本順治と主演女優の藤山直美が、再タッグを組む。

『やじきた道中 てれすこ』(07)以来の映画出演となる藤山が噂の夫婦の妻、岸辺一徳が夫に扮するほか、石橋蓮司、大楠道代、斎藤工らが出演。

『蜜のあわれ』 2016年公開

室生犀星の『蜜のあはれ』を『生きてるものはいないのか』(12)の石井岳龍が映画化。

金魚が正体の少女・赤子と老作家の暮らしに、老作家の過去の女で幽霊となったゆり子が現れて……。

赤子を二階堂ふみ、老作家を大杉漣、ゆり子を真木よう子が演じているほか、芥川龍之介役で高良健吾が出演。ユーモラスでいてエロテイックな世界観が描き出される。

デビュー作からメジャー作まで! 今、見るべき新鋭監督たち

『シェル・コレクター』 2月公開

『美代子阿佐ヶ谷気分』(09)で数々の国際映画賞を受賞した坪田義史による、日米合作映画。映画初主演となるリリー・フランキーが主人公の貝類学者に扮している。

沖縄の孤島で、貝を収集しながら静かに暮らす盲目の学者。彼が貝の毒で奇病の女性を治癒させたことから、穏やかだった生活は狂い始めていく。

出演はほか、寺島しのぶ、池松壮亮、橋本愛ら。

『星ガ丘ワンダーランド』 3月5日(土)公開

落とし物をモチーフとしたハートウォーミングなミステリーで、中村倫也、佐々木希、木村佳乃、菅田将暉、杏、市原隼人、新井浩文、松重豊ら豪華俳優陣が出演。

“NEXUS7”などを手掛ける注目の若手CMクリエイター・柳沢翔の初監督作品。第39回モントリオール世界映画祭ファーストフィルム・ワールドコンペティション長編部門に正式招待された。

『二重生活』 初夏公開

NHK特集ドラマ『ラジオ』で文化庁・芸術祭大賞を受賞し、国際エミー賞ノミネート経験を持つ岸善幸が、映画監督デビュー。

原作は小池真理子の同名サスペンス小説で、尾行にのめり込んでいく大学院生が、思わぬ真実を知っていくことになる。主人公の大学院生・珠に映画単独初主演となる門脇麦。

彼女が尾行する男・石坂を長谷川博己が演じている。

『湯を沸かすほどの熱い愛』 秋公開

宮沢りえ演じる突然の余命宣告を受けた女性・双葉と、杉咲花演じる娘の安澄を通して、母娘の関係と愛を描いたヒューマンドラマ。

監督は、自身初の長編となった『チチを撮りに』(12)で第63回ベルリン国際映画祭ジェネレーション部門にされ、数々の映画賞にも輝く中野量太。

本作が劇場映画初監督作で加えてオリジナル脚本。その才能に期待が高まる。

『走れ、絶望に追いつかれない速さで』 2016年公開

『愛の歴史』(15)、そして本作と、2作が2年連続で東京国際映画祭「日本映画スプラッシュ」部門上映となった新鋭・中川龍太郎。

『走れ…』は自伝的作品で、他界した大学時代の友人との関係を基にしたもの

。親友・薫の死を受け入れられずにいる漣が、薫が絵に描き残した少女に彼の死を知らせる旅に出る姿を描く。出演は、太賀、小林竜樹、黒川芽衣ら。

個性豊かなラインナップのアニメーション映画

『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』 4月16日(土)公開

過去3作品連続で興行収入を更新し続ける、劇場版シリーズ第20弾。

左右で虹彩色が異なる「オッドアイ」の瞳の持ち主で、記憶喪失状態となっている女性と出会ったことで、コナンたちが事件に巻き込まれていく。

原作でも未だ明かされていない「黒ずくめの組織」の内部に迫る物語になるということで、原作ファンはもちろんシリーズ未見の人も注目だ。

『劇場版 響け!ユーフォニアム〜北宇治高校吹奏楽部へようこそ〜』 4月23日(土)公開

人気テレビシリーズを振り返る劇場版。原作は武田綾乃による第8回日本ラブストーリー大賞受賞作で、京都府宇治市の高校吹奏楽部の青春が地元の行事や文化・特色を交えて描かれる。

『涼宮ハルヒの憂鬱』『けいおん!』『Free!』などで大きな話題を集めた京都アニメーションが制作。『中二病でも恋がしたい!』シリーズの石原立也が監督を務めている。

『ルドルフとイッパイアッテナ』 8月公開

斉藤洋・杉浦範茂による名作児童文学を、“ポケモン”シリーズの監督を務めてきた湯山邦彦と、世界各国で放送されたフルCGアニメ『パックワールド』の榊原幹典が映画化。

フル3DCGアニメーションで、ノラ猫たちの友情と冒険の物語を描き出す。井上真央と鈴木木平が、それぞれ小さな黒猫ルドルフと街のボス猫イッパイアッテナの声を務めている。

『君の名は。』 8月公開

情感豊かな映像と物語で高い評価を得ているアニメーション作家・新海誠の初の長編メジャー作品。

キャラクターデザインに『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の田中将賀、作画監督に『千と千尋の神隠し』(01)の安藤雅司を迎え、少年少女が経験する恋と奇跡を描く。

宮崎駿作品、細田守作品にも参加した神木隆之介、上白石萌音が声優で参加。

『この世界の片隅に』 秋公開

戦時下の広島・呉を舞台に、市井の生活の中にある幸せと戦争を描いたこうの史代の同名コミックを原作としたアニメーション。

『マイマイ新子と千年の魔法』(09)の片渕須直が、クラウドファンディングで支援を募って製作。

国内での映画作品への支援額としては史上最高額となる3622万4000円を集めた。上質で情緒豊かな映像と動きが見る者の心を奪う。

男優に注目! スクリーンで熱を放つ男たちの映画

『さらば あぶない刑事』 1月30日(土)公開

『まだまだあぶない刑事』(05)以来の新作となる、タカ=舘ひろし&ユージ=柴田恭兵の“あぶデカ”シリーズの劇場版第7弾。定年退職を間近に控えた2人が、暴力団にまつわる命懸けの戦いに挑む。監督と脚本は、TV版も手掛けてきた村川透と柏原寛司。同キャストによる刑事映画では合計6本の『ダイ・ハード』シリーズを超えて、世界新記録となる。

『アイアムアヒーロー』 4月23日(土)公開

非モテで冴えない漫画家アシスタントの英雄が、謎のウィルスによってゾンビ化した人々と戦いながらサバイバルしていく姿を描く。

原作は花沢健吾の同名人気コミックで、監督は佐藤信介。大泉洋が英雄に扮するほか、半ゾンビ状態となる女子高生・比呂美を有村架純、大胆な行動力でゾンビ化した人々に立ち向かう元看護師・藪を長澤まさみが演じる。

『テラフォーマーズ』 4月29日(金)公開

火星で二足歩行に進化したゴキブリ=テラフォーマーと、昆虫の能力を身につけた人類の壮絶な戦いの物語。貴家悠・橘賢一による人気コミックを原作に、三池崇史がメガホンを執った。

主演を『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』(07)、『悪の教典』(12)でも三池と組んだ伊藤英明が務め、武井咲、山下智久、山田孝之、小栗旬ら豪華キャストが集結している。

『SCOOP!』 10月公開

第66回カンヌ映画祭審査員賞を受賞した『そして父になる』(13)の福山雅治が、大根仁監督とのタッグで、だらしのないパパラッチ役に挑戦。

原作は原田眞人が監督・脚本を務めた映画『盗写/250分の1秒』(85)で、かつての敏腕カメラマン・都城静が写真週刊誌の新人記者とコンビを組む中で、大きな事件を追うことになる姿を描く。共演は二階堂ふみら。

『海賊とよばれた男』 12月公開

『永遠の0』(13)の岡田准一と山崎貴監督が、百田尚樹のベストセラー小説に再度挑む。戦後、名もなき一青年から身を興した田岡鐵造が、石油事業を通じて日本国民に大きな勇気と希望を与えていく姿を描く。『ALWAYS 三丁目の夕日』(05)シリーズの吉岡秀隆、『寄生獣』2部作(14)の染谷将太が鐵造を支えた東雲と長谷部、綾瀬はるかが妻・ユキに扮する。