絶対にセールと福袋で服を買っちゃいけない理由

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正月といえば、福袋! セール! バーゲン!
特にファッション好きじゃなくても、服はいつか買うものなのだから、30%引き! 50%引き! 80%引き!と煽られれば心が動くのが当たり前。ついつい余分なものまで何点も買ってしまうこともあるだろう。
お得度がさらに高い福袋も人気が高い。人気のカジュアルブランドでも、1万円や1万5000円の福袋にアイテムが5点も6点入っているのだから嬉しくなってしまう。ネットで事前の情報が集めやすくなったのも福袋の人気を後押ししている。


だがしかし。
福袋にNO! セールにもNO!を突きつける男がいる。
それが、『Men’sファッションバイヤーが教える「おしゃれの法則」』(宝島社)の著者、ファッションバイヤーでありブロガーでもあるMB氏だ。

メルマガ「最も早くオシャレになる方法」を主宰するMB氏のモットーは、「おしゃれになるには高いお金もセンスも不要」というもの。ユニクロや無印良品などの安価な服を揃えるだけで「おしゃれ」を実現させる方法を指導している。

具体的な方法は本書を読んでいだくとして、気になるのはセールや福袋についての話だ。

MB氏は「セール品は『お得』ではない!」「セールで買う人におしゃれな人はいない」と断言している。
なぜなら、セールというのはしょせん「売れ残り」だからだ。
「セールで買う人はそのイマイチな在庫の中から、自分に合うものを探すわけですが、数も少なく、アイテムも微妙」
「そこには妥協しかありません」
……うーん、身に覚えがありすぎるぞ。

「セールで買う人は『おしゃれになる』という目的ではなく、『セールで安く買う』ということが目的になってしまっている」という指摘は大変耳が痛い。
「とりあえず買っておくか」というアイテムをいくら揃えても、おしゃれにはならないのだ。

「『30%OFFでおトク!』と思うかもしれませんがその商品は最早『30%OFFの価値しかない商品』」とまでMB氏は言い切っている。セールに恨みでもあるんだろうか?

では、どうすればいいのか? MB氏のアドバイスは具体的だ。
「もしもセールで3点買うのなら、そのお金で、オンシーズンに欲しいものを1点購入した方が後々役に立ちます」

良いものは早々に売り切ってしまうのがファッション業界の常。ユニクロだって、人気商品はあっという間に品切れになってしまい、手に入らないことがしょっちゅう起こっている。

ファッション業界は生地の調達などに時間がかかるため、「追加生産」がとてもしにくい。たとえば、春物が売り切れて、追加生産をかけても、できあがるのは夏になってしまうことがある。それでは意味がない。だから、良いものは完売したらそれっきりのことが多い。セールでイマイチなものを3点買うより、オンシーズンに定価で良いものを1点買うべきなのだ。

福袋を絶対買ってはいけない2つの理由


福袋についてもMB氏の主張は一貫している。
答えはもちろん「やめておいた方が良い」。

「だいたい『総額6〜7万円の商品が1万円で変えちゃいます』などと謳いますが1万円で販売している、ということは1万円の価値しかない、ということなのです」とニベもない。

そもそも福袋は大赤字のはず。なのに、なぜ多くのお店が用意するのか?
MB氏の推理する理由は2つだ。
「元々定価分の価値など存在しない粗悪な福袋用商品が入っている」
「もはや誰も買わないような売れ残り品が入っている」

つまり、型落ち品などの残りものの詰め合わせになっていることが多く、元値どおりの価値を持っているケースなど、ごくまれだというのだ。
元値はたしかに「総額6〜7万円」かもしれないが、実際に値段分の価値がなければ意味がない。

MB氏はこう繰り返す。
「いいですか、福袋は絶対に買わないでください」

セールと福袋には気をつけよう。でもやっぱりセールは見に行きたいんですよねぇ……。まぁ、少し買うぐらいならいいですよね?(振り出しに戻る)
(大山くまお)