落語や笑顔になれる郷土菓子も!とらやの東京ミッドタウン店で企画展「笑う和菓子」

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日本の文学や芸能の世界に、たびたび登場する和菓子。中でも、日本独自の笑いの芸能である落語には、私たちになじみの深い和菓子があれこれ使われているもの。そんな「笑い」と「和菓子」を軸にした、個性的な展覧会をご紹介。

六本木の「とらや 東京ミッドタウン店ギャラリー」では、2015年12月2日(水)から2016年3月21日(月)まで第35回企画展「笑う和菓子」を開催中。こちらでは、「古典落語」の中で和菓子が登場する7席の噺(はなし)と、見た目の愛らしい姿に思わず頬がゆるんでしまう25種類の各地の和菓子が登場。おもしろくて、おいしくて、見ればきっと笑顔になれるはず。

「年末年始にかけて開運のキーワード、『笑う』を切り口としたおめでたい企画展です。和菓子の登場する落語を読んで笑い、日本各地のお菓子をみてほっこりして、お越しくださった皆様が笑顔になってくだされば幸いです」と、広報担当の奥野さん。

例えば、「饅頭(まんじゅう)が怖い」と言って周囲をだまし、嫌がらせのはずの饅頭をペロリと食べる「饅頭こわい」、人間に化けた狐を酔わせて無銭飲食をした男がぼた餅を持って謝りに行く「王子の狐」など、和菓子が出てくる7席がパネルになっていて、その場で読むことができる。

また、会場内には小ぶりのテレビが設置されていて、今回の企画展に協力した落語家・立川談笑さんの落語も聴けるようになっているそう。1席聞いたら、そこに登場した和菓子が食べたくなるかも。

また、この企画展の開催に合わせて販売される「笑う」にちなんだ期間限定の和菓子も見逃せない。

そのひとつが、餅製「幸笑み」(486円)。12月29日(火)から2016年1月15日(金)、3月1日(火)から3日(木)の期間を除いて、買うことができる。「おかめ」や「お多福」と呼ばれる女性の福々しい笑顔の面や人形は、お正月の「福笑い」などにも使われる縁起物だけど、こちらの和菓子も、そんな「おかめ」がモチーフ。しっとりした餅製でアンコを包み、表面に目とピンク色の頬を描いたおめでたいデザインは、愛嬌たっぷりで幸福を招いてくれそう。


もうひとつは、白い薯蕷(じょうよ)饅頭の真ん中に可愛らしい赤い点のついた薯蕷製「笑顔饅」(486円)。こちらは、餅製「幸笑み」が販売されない12月29日(火)から1月15日(金)の間、「笑う」和菓子にちなんで登場する。

「その昔、中国では、饅頭の上を十字にさいて食べたそうです。その後、日本でも、寺院などで饅頭に赤い十字や点をつける風習ができたということです」(同)

このほかにも、きつねのお面の形がユニークな山形県の郷土菓子「おきつねはん」、砂糖菓子で鯛などをかたどった石川県の「お目出たの金花糖」など、見るだけで笑顔になれるような地方菓子が並んでいるので、こちらも一緒に楽しんで。

「笑う門には福来る」と言うけれど、和菓子は愛らしくてもおいしくても、笑顔になれるもの。見て、食べて、笑顔になって、新年の福を呼び込んで。