昔は「体格の良い子や太った子=発育が良い子→ブラが必要」というイメージがあったけど、今は体が小さく、細い子でも、バストの発達した子がたくさんいる。

では、子どもの初めてのブラは、どう選ぶべき? ステップアップはどんなタイミングで行うの?

ワコールが子どもと保護者のために行っている出張下着教室「ツボミスクール」講師の小林知美さんは言う。

「ブラのサイズ選びには、大きく分けて『身長』『トップバストの許容範囲(S、M、Lなどの表記)』『トップバストのアンダーバストの差によるカップ数』の3パターンがあります。太っていないのにバストがふくよかな子も多いので、身長サイズでは合わない場合もあります」(小林さん 以下同)

ワコールではバストの成長に合わせて「STEP1(乳頭周辺がふくらむ)」「STEP2(ふくらみが横に広がる)」「STEP3(立体的にふくらむ)」に分けており、下着もそれぞれの段階で役割が異なるという。

「例えば、乳頭にチクチクといった痛みやかゆみが生じ、乳頭がふくらみ始める頃まではS、M、Lなどの表記で良いですが、バストのふくらみが横に広がり、揺れ始めるSTEP2では、カップとアンダーバストのサイズ表記のもので、バストの変化に応じてフィットするような伸縮性のある素材のものがオススメです」

●大きいバストだからといって大人のブラはNG!

ところで、小学生でも、丸く立体的にふくらみ、見た目はほとんど大人と同じバスト「STEP3」の段階になる子もいる。その場合は、大人のブラで良いの?

「STEP3の段階でも、バストは、まだまだかたい時期。やわらかい大人のバスト用に作られたブラは『寄せて上げる』ようになっているため、お子さんが使うと、ズレたり、ぴったり合わなかったりと、違和感を覚えることもあります。そのため、かたく、ふくらむバストを押さえず支えるためには、柔らかい樹脂のワイヤーなどが入ったジュニア用を選びましょう」

ちなみに、「初めてのブラ=スポーツブラ」と思い込んでいる人もいるが、スポーツブラはあくまで「快適に運動できる役割を持つもの」であり、ファーストブラではないそう。

「また、初めてのブラについて、『ホック付きが良いか、肩の部分はヒモが良いか、ランニングタイプか』といった質問も多くいただきますが、サイズが合っていれば好みのものでかまいません」

子どもの胸がふくらんできたら、お母さんがコッソリ買ってくるのではなく、洋服と同じ感覚で、子どもと一緒に楽しく選びに行くのも良いかも。

(田幸和歌子+ノオト)