キレやすい大人のタイプがハンガリーの大学の研究で明らかに

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大人同士のケンカを見かけることがないだろうか。「教えて!goo」に投稿された「最近の子どもはキレやすいのでしょうか?」という投稿に、「現在一番犯罪暴力が多いのは高齢者です」(mirukudesuさん)といった意見が寄せられたことからも、暴力を振るう大人がいることがうかがえる。なぜ、分別のあるはずの大人が暴力を振るってしまうのか。心理学者の内藤誼人先生に話を聞いた。

■大人の怒りの要員

「ある鉄道会社の調査では、駅員に暴力を振るったりするのは50代の男性が多いとされています。この年代には、会社や家庭で強いストレスを感じている人が少なくありません。これが、怒りにつながっているのでしょう」(内藤先生)

50代というと多くの人は、会社では中間管理職として上司と部下の板ばさみになったり、家庭では子どもの反抗期や受験を迎えたりする頃。確かにストレスは多い世代だろう。だが、それなりに守るべきものがある人が、そう簡単に怒りの矛先を他人に向けてしまうものだろうか。

■フラストレーションの溜まりやすいタイプ

「ハンガリーにあるセゲド大学のベッテネ・ピコが、暴力を振るう男性とおだやかな男性を比較してみたところ、暴力を振るいやすい男性はBMI(肥満度)が高いということがわかりました。あくまでもこのデータから推測することですが、肥満度の高い人は階段の昇降など日常生活を送るだけでもフラストレーションを感じ、イライラが募りやすい状況にあります。それを防ぐためにも、食事や健康に注意することが大切なのではないかと考えられます」(内藤先生)

怒りに関係している可能性のあるストレスと肥満度。自分や他人の人生を棒に振らないためにも、しっかりコントロールできるよう心掛けたい。筆者も最近下腹と背中に肉がつき、人間ドックもひっかかるようになったので、自分への戒めとしても気をつけたいと思う。

●専門家プロフィール:内藤 誼人
心理学者、立正大学客員教授、有限会社アンギルド代表取締役。慶應義塾大学社会学研究科博士課程修了。「3割しか話さないのになぜかうまくいくビ ジネス英会話のルール」(ジャパンタイムズ)、「ヤバい出世学」(大和書房)他、著書多数。

教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)