日本初個展「サイモン・フジワラ ホワイトデー」が東京・新宿で開催 - “豊かさとは何か”をテーマに

写真拡大

展覧会「サイモン・フジワラ ホワイトデー」が東京オペラシティ アートギャラリーで、2016年1月16日(土)から3月27日(日)まで開催される。

[ この記事の画像をもっと見る ]

ベルリン在住のアーティスト、サイモン・フジワラは、2010年に現代美術の優れた若手アーティストに贈られるカルティエ・アワードを受賞、2012年にはイギリスのテート・セントアイヴスで大規模個展が行われるなど、国際的に高い評価を得ている。4歳まで日本で暮らし、母の故郷イギリスをはじめ世界各地で幼少期を過ごした彼は、その国際的なバックグラウンドから当たり前と思われていることを検証する目を養い、それを鮮やかな手法で作品へと展開させている。

彼の作品は、絵画や立体、ヴィデオ、ときには他人の制作物まで、様々な要素を組み合わせてひとつの場面をつくるのが特徴だ。まるで舞台空間を思わせるようなインスタレーションは、実際の社会的な物事や、自分自身と家族の歴史を題材にしている。

本展は、彼の母国での展覧会であり、日本の美術館における初個展。東京オペラシティ アートギャラリーの展示室全体を工場の生産ラインとして構成し、作品の一部が会期中に生産されるというユニークなコンセプトだ。特に注目したいのは、2011年にロンドンで起きた暴動に参加し、逮捕されたとする少女をかたどった100体のテラコッタ像《レベッカ》や毛皮のコートを解体し、毛を刈り、パターンとして現れた皮を縫い合わせキャンバスに貼った作品《驚くべき獣たち》。高級品としてつくられ、販売されたものを転換させることで“価値”について問う。

現代を生きる私たちにとって「豊かさとは何か」を考えるきっかけとなる本展は、人間の複雑な美しさやアートの力をあらためて感じさせてくれる機会になりそうだ。

【開催概要】
「サイモン・フジワラ ホワイトデー」
期間:2016年1月16日(土)〜3月27日(日)
会場:東京オペラシティ アートギャラリー(3Fギャラリー1, 2)
住所:東京都新宿区西新宿3-20-2
開館時間:11:00〜19:00(金・土は11:00〜20:00/いずれも最終入場は閉館30分前まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌火曜日、3月14日は開館)、2月14日(全館休館日)
入場料:一般 1,200円(1,000円)、大学・高校生 800円(600円)
中学生以下無料
※同時開催「収蔵品展 054 寺田コレクションの陶」「project N 63 金子拓」の入場料を含む。
※収蔵品展入場券200円(割引は無し)
※( )内は15名以上の団体料金
※障害者手帳をお持ちの方および付添1名は無料
※Arts友の会会員は無料(会員証を提示)

【問い合わせ】
ハローダイヤル
TEL:03-5777-8600