某音波歯ブラシの衝撃的なCMで話題になった「キスで歯周病は感染する」問題。毎日歯磨きをして、口臭ケアもしている人は「まさか?! 」と思ってしまいますよね。今回はキスと歯周病や口内細菌について調べてみました。

若年層でも歯周病が増加

歯肉炎、歯周炎などの歯周病は高齢者がかかりやすい病気と思われがち。しかし食生活や生活習慣の変化により、10代や20代の若年層にも歯周病の人が激増しています。もはや成人の約90%が歯周病にかかっていると言われる衝撃の報道も。特に歯周病対策を気にしていない若年層こそが、知らないうちに歯周病に侵されている危険が高いと言えるのです。

歯周病は感染するから怖い!

歯周病は感染症の一種です。唾液を媒介して移ります。赤ちゃんに口移しで食べ物をあげたりキスしたりすると虫歯菌が移るなんて言われますが、あれは間違いではなかったのですね。犬や猫などペットと人間との間で感染するという研究もあるそうです。キス以外にも同じ歯ブラシを共有するのも感染の可能性が。そもそも歯周病は歯と歯ぐきの間の歯周ポケットと言われる場所に細菌が住みついて炎症を起こす病気。菌が移るというのも納得できます。では「キスをしない」意外に感染を止める手立てはあるのでしょうか?

大切なのはリスク因子を減らすこと

最初は気づかないような歯ぐきの腫れから始まる歯周病。特に痛みなどがほとんどないため、気づいた時には重症化していることも少なくありません。口内細菌は食べかすで増殖し歯垢(プラーク)となり、この歯垢(プラーク)が歯周病の原因。正しいブラッシングと歯間ブラシやフロスで歯間、歯周ポケットをケアして「細菌因子」を減らすことが大切です。食生活や生活習慣による「環境因子」を改善することも重要で、喫煙は歯周病菌を増殖させてしまいますし、よく噛まない習慣は唾液が足りずに口内細菌が増える原因です。歯周組織の抵抗力をつけるタンパク質やビタミンA、カルシウムなどの栄養素をきちんと摂って、口内を清潔にしていれば、キスをしても感染するリスクを減らすことができるそうですよ!

歯周病は口臭の原因にもなります。正しいオーラルケアでキスが怖くない環境にしましょうね。


writer:しゃけごはん