ついつい鳴らしてしまうあの音の正体が

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指の関節に一定の力をかけるとパキポキと音が発生するが、この音の正体は、関節内を満たしている「滑液」に泡が発生したときの音だったと、米カリフォルニア州カリフォルニア大学デービス校のロバート・ブティン放射線科教授らの研究チームが発表した。

ブティン教授らは、18〜63歳までの40人に約400回、指の関節を鳴らしてもらい、音の鳴る瞬間をエコー装置で撮影し、関節内で何が起きているのかを調査した。

その結果、ほぼすべての例で、音が鳴る際に関節内の滑液に泡が発生する光が確認できた。

研究チームによると、滑液にはもともと気体が溶け込んでおり、関節を伸ばすことで圧力が下がり、気泡が発生。さらに、気泡が集まって大きな泡になり、音が発生しているという。

なお、調査後に参加者全員の指関節を整形外科によって診察したが、関節を鳴らしていない人と比べ、腫れや握力の低下などは発生しておらず、むしろ関節の可動域が増加する傾向にあった。長期的に続けることで健康被害や健康効果があるかは不明としている。

発表は米イリノイ州シカゴで2015年11月29日〜12月4日に開催された北米放射線医学学会(RSNA)年次集会でおこなわれた。学会での発表は、学術誌に掲載されるまでは予備的な研究とみなされる。

(Aging Style)