昔に比べ、子どもの発育が良くなり、女の子の胸がふくらみ始める時期が早くなっているといわれる。

今では小学生のうちにブラをする子も多いと聞くけど、初めてブラを着ける目安とは? 小4から中2の成長期にあたる女の子とその保護者の方を対象に、ワコールが行っている下着教室「ツボミスクール」講師の小林知美さんに聞いた。

「今はお子さんたちの成長が確かに早まっていますが、バストの成長は個人差がとても大きく、小学3年生くらいでブラが必要な子もいれば、中学生になってからで十分という子もいますので、年齢で判別することはできません」(小林さん 以下同)

ワコールの調査によると、実は正しい時期に初めてのブラをつけ始めた子は全体の3割程度だという。

では、初めてのブラはいつ頃、どんな目安で着ければ良いのだろうか。

「ワコールでは、バストトップ(乳頭周辺)が少しふくらみはじめたころから"はじめてのブラ"を着けることをオススメしていますが、実際にはバストが目立ち始めてからインナー売り場に来るお母さんも少なくないんですよ」

●バストの変化は、初経の時期と大きく関わっている

ワコール人間科学研究所では、1976年から約45年間にわたって、4〜18歳までの女の子280人、延べ4500人のバストの変化を計測。そのデータを分析した結果、成長期のバストの変化に関する法則がわかったという。

「バストの成長は、初経の時期と大きく関わっています。STEP1は、乳頭がわずかにふくらむ時期で、初経の1年以上前から起こります。そして、初経前後になるSTEP2には、バストが横にふくらんできます。さらに、初経1年以上後から約3年後までのSTEP3では、バストが立体的にふくらみ丸みを帯びてきます」

ちなみに、STEP1の段階では、服とすれることで、かゆみや「チクチクする」といった痛みを感じながら、親に相談できない子もいるそう。また、乳輪にしこりなどができてくる段階には「病気じゃないか」と不安になる子、実際に病院に連れて行ったというお母さんもいるという。

「STEP1の時期の痛みやかゆみは、胸元をフカフカした布のついたもので守ってあげることが望ましいのですが、実際にはSTEP2の痛みやかゆみが軽減した段階でSTEP1のものをつけている子も多いのです」

バストの変化は個人差が大きいだけに、本人がひとりで悩むケースも少なくない。子どものカラダの変化や悩みに気づいてあげるためにも、母親が普段から子どもの様子を観察し、親子で話をすることが大切なのかも。

(田幸和歌子+ノオト)