年始の手土産に。「日本橋三越本店」で招福の願いを込めた「日本橋みやげ」5選

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年始に上司や彼のうちを訪れる…そんな予定がある女子もいるのでは? そんな改まった機会には、新年の訪れを祝う干支や縁起物をモチーフにした名店の限定菓子を手土産にしたら、相手の幸福を願う気持ちがより伝わりそう。

そこで、老舗百貨店「日本橋三越本店」が2015年12月2日(水)から2016年1月12日(火)の期間、地下1階の食品フロアで販売する「日本橋みやげ」に注目。

写真は、「鳩サブレー」でおなじみの「鎌倉豊島屋」の「福玉」(1401円)。ころんと丸いだるま型のケースには、同店のシンボルマークであるハトをかたどった落雁、2016年の干支のサルを描いた金太郎飴、縁起物の梅や米俵を模した干菓子、文銭型の蕎麦ぼうろ、紅白の懐中しるこなどが入って盛りだくさん! ハトとサルのクリップも入った遊び心あるアソートは、大人の心もときめかせてくれるはず。こちらは12月23日(火)からの販売で、売り切れ次第で販売終了だから早めの購入を。

このほか、4点の福を呼びこんでくれそうな「日本橋みやげ」を編集部がピックアップ。食品担当の服部さんにそれぞれについて聞いた。◆縁起モチーフがめでたい!「セゾン ド セツコ」の 「季節のチョコレート(鶴・亀)」


日本の四季を表現するパリ生まれのショコラトリー「セゾン ド セツコ」では、季節に合わせた手書きのイラストが丁寧に描かれる「季節のチョコレート」を販売している。お年賀商品として登場する「季節のチョコレート(鶴・亀)」 (各粒324円)は各100粒の数量限定で、鶴には黒蜜入りミルクガナッシュ、亀には宇治抹茶ガナッシュを閉じ込めているそう。

「単品での購入も、もちろん可能ですが、個数・組み合わせ内容など、ご要望に合わせて詰め合せすることもできます」(同)

◆毎年新しいデザンが登場する「上野風月堂」の「プティゴーフル お年賀パッケージ」


江戸時代の1747年に創業した「上野風月堂」といえば、昭和初期に生まれた洋菓子「ゴーフル」を思い起こす人が多いはず。東京土産として名高いこのスイーツには、毎年お年賀限定のパッケージに3種の味を2袋ずつ詰めた「プティゴーフル お年賀パッケージ」(540円)登場していることを知っていた?

今年はピンク色のパッケージに干支のサルをはじめ、門松や凧、鶴など、心躍るお正月らしいイラストが描かれたものが登場。フレーバーは、誰もに好かれるストロベリー、バニラ、チョコレート。懐かしさを感じてもらえる贈り物になりそう。

◆いにしえの色彩がお正月を華やかにする「両口屋是清」の「御題菓 人の日」


新年の宮廷行事「歌会始」では、毎年お題が決められていて、明治の頃から菓子司は1年をかけてこれに基づいた創作菓子「御題菓」を作るようになったとか。2016年のテーマは、“人”。1634年に創業した名古屋の御菓子所「両口屋是清」では、邪気を祓って1年の無事を祈る日とされた五節句の人日(1月7日)をテーマに、「御題菓 人の日」(1836円)を12月31日(木)までの期間、販売する。

こちらは「人」という文字にも見える十二単の裾の広がりを意匠した棹菓子で、いにしえの色彩を表現したという優しい色合いの見た目はもちろん、食感も楽しめる工夫がほどこされているそう。栗の甘露煮がごろっとはいった贅沢な羊羹を、山芋でむっちりしっとりに仕上げた村雨餡でサンドしていて、上品な味わい。華やかな由来とともに楽しんで。

◆ポップなカラーのダルマが目を引く「赤坂柿山」の「招福多福」


あられ・おかきの専門店「赤坂柿山」からは、真っ赤なダルマが心を和ませてくれる「招福多福」(小864円、大1620円)が1月7日(木)まで登場。長寿を願う「鶴亀煎餅」をはじめ、「古乃端(胡麻醤油)」や「ひとくち豆柿」といった定番のおかきが詰め合わせに。

大箱には、昆布や海老などお正月にいただきたい縁起物のフレーバーも。富山の薬売りが子供たちに配っていたものを再現した、四角い紙風船のおまけも付きで遊び心もたっぷり。

◆全国の銘菓が揃う「菓遊庵」にも縁起物がラインナップ


全国の銘菓を月替わりで取り揃えている「菓遊庵」で、2015年12月16日(水)〜2016年1月7日(木)に販売する「12月の菓子」にも、さまざまにおめでたい菓子が並んでいるとか。ただし、こちらは常に販売しているとは限らないものなので、来店前に確認がベター。

写真は、石川県の和菓子店「落雁 諸江屋」の「久寿玉」(1296円)。加賀のもち米で作られた直径9.5cmの紅白の最中生地を開けると、落雁やアメ細工、煎餅など7種類の金沢銘菓が。さらに、お正月が家族の行事であることを示すために、かつての参勤交代の道筋であり、現在の北陸新幹線のルートを描いた「道中双六」が入っているのも面白いところ。

「寒梅粉を使った餅菓子に入っているおみくじで占いを楽しめる石川県の『加賀菓子処 御朱印』の『辻占』(12個入り486円)や、『SOU・SOU』の伊勢木綿で作ったおしゃれなぽち袋に和三盆の干菓子を入れた京都府『亀屋良長』の『宝ぽち袋』(1袋756円)などは、女友達へのプレゼントにもおすすめです」(同)

迎春の心が織り込まれた新年ならではの和菓子は、家族や友達と味わいたいもの。手土産や自宅でのお茶会に利用して。