身近な頭痛薬がまさかのがん予防薬になる日がくる?(写真はイメージ)

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解熱鎮痛剤「アスピリン」を服用することで、大腸がんの発症やポリープの発生を予防できる――そんな驚きの効果を確認する大規模な臨床研究が、国立がん研究センターと京都府立医科大学の共同研究チームによって進められている。

アスピリンは独バイエル薬品が1899年に鎮痛剤として発売した薬剤。現在は鎮痛以外に、解熱や抗炎症薬としても使用されている。

共同研究チームは2014年に、大腸ポリープを切除した患者311人を対象にした研究で、アスピリンを服用した患者は、ポリープの再発率が40%低下していることを確認。

今回は規模を拡大し、ポリープだけでなく大腸がんの予防効果もあるかを確認するため、全国22施設で、ポリープを切除している40〜69歳の患者7000人を対象とする。毎日1錠のアスピリンを服用してもらい、3年間追跡し、アスピリンを服用していない患者3000人と大腸がんの発症率やポリープの再発率を比較する予定となっている。

研究で使用するアスピリンは、脳梗塞や心筋梗塞の治療に利用される、血栓をできにくくする用途のためのもので、市販の頭痛薬などとは成分の配合は異なるという。

(Aging Style)