お酒は楽しく飲もう!(shutterstock.com)

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 適量を守り、休肝日を作る。食生活に注意し、適度な運動をする。ストレスをため込まず、睡眠や休養を十分とる。古今東西・老若男女を問わず、不変のゴールデンルールだ。

 とりわけ、年末・年始の新年会・忘年会シーズン、飲み会、宴会、パーティ、女子会で酒を嗜む機会が増える。「飲酒ルール10カ条」を噛みしめ、思い出しながら、酒を楽しんでほしい。

|名个靴覆ら楽しく!
 笑う角には福来る! 笑いは元気の素、ノミュニケーションの潤滑油! 笑えば神経ペプチドという免疫機能活性化ホルモンや快感を感じるβエンドルフィンがドッと出るので、身体に活力がみなぎり、免疫力がアップする。緊張がほぐれ、人間関係も潤う。笑い上戸で酒をゆったりと愉しもう!

⊃べながら、適量をゆっくりと!
 酒の適量、その塩梅は実にむずかしい。酒飲みの数だけ、グラスの数だけ、適量があるからだ。だが、過剰なアルコールは体に毒。空きっ腹で飲んだり、度を越せば、二日酔いのリスクが高まる。自分の適量、その日のコンディションとよ〜く相談して酒席を温める。それがスマートな酒のルール。

6い酒は、水・湯・炭酸・お茶・ジュースなどで割って!
 焼酎、ウイスキー、ブランデー、ジン、ウオッカなど、アルコール度数の高い酒は、薄めて飲む。水割り、お湯割、炭酸割り、ウーロン茶割り、トマトジュース割り、カクテル。水分補給しながら飲むと、肝臓のアルコールの分解が助けられ、血中アルコール濃度が低く抑えられるので、悪酔いや二日酔いが防げる。しかも、酒を長く心地よく楽しめる。

そ2日の休肝日を!
 酒を飲むと、肝臓に中性脂肪が蓄積され、胃腸の粘膜も荒れる。宴会の続く年末・年始は、臓器の働きをリカバーするために、週に2日程度の休肝日をとりたい。「週5日飲む・2日休む」サイクルよりも、「2〜3日飲む・1日休む」サイクルがベター。休肝日は、アルコール依存症を遠ざける。

ゥぅ奪飲みは絶対にやめよう!
 大量の酒をイッキ飲みすると、血中アルコール濃度が急上昇し、ほろ酔いも酩酊もスルーして、泥酔、昏睡にまで直行、生命を維持する延髄が麻痺すれば、急性アルコール中毒を起こす。呼吸や心臓が停止すれば、死に至る。血中アルコール濃度が0.42%を越すと、死亡するリスクが強まるからだ。血中アルコール濃度0.42%は、どれくらいの飲酒量か? 体重60kgの人なら42kgが体内の水分だから、42000cc×0.0042=176cc。つまり、176ccの酒をイッキ飲みすれば、死亡する計算になる。イッキ飲みは、絶対に禁止だ!
人へのムリ強いは絶対にやめよう!
 血中アルコール濃度が最高度に達する時間は、飲酒後30分〜1時間。アルコールを分解する時間は、ビール(グラス1杯)なら1時間、日本酒(1合)なら3時間、ウイスキー(ダブル2杯)なら6時間。酒の致死量は、最少でもビールなら3.4ℓ(大ジョッキ約3杯)、日本酒なら1.1ℓ(約6合)、ウイスキーなら0.4ℓ(ボトル約半分)になる。イッキ飲みすると、どれだけ大量に飲んだのか、本人も周りも気づかない。泥酔すれば、咳反射ができなくなるため、嘔吐物が気道に詰まり、窒息死する時もある。酔いと借金は後から回ってくる! 日本人の半分は酒に弱い! イッキ飲みは、しない、させない、あおらない!

薬と一緒に飲まない!
 薬を飲んで酒を飲むとどうなるのか? 肝臓は、酒も薬も同時に分解する。肝臓の負担が重なり、薬の分解能力が低下すると、薬の影響が長時間にわたって体内に残り、生命に関わる事態も起きる。アルコールが分解されずに悪酔いすることも。とくに風邪薬や抗アレルギー薬、せき止め薬に含まれる抗ヒスタミン薬、バルビツール系の睡眠薬、精神安定薬をはじめ、血圧降下剤、糖尿病薬、アスピリンなど解熱鎮痛剤は、決して飲まないように注意しよう!

妊娠中と授乳期は絶対に飲まない!
 妊娠中の女性が大量飲酒すれば、特異的な顔貌、知能障害、発育障害、心臓の奇形など、出産する子どもに先天的な胎児性アルコール症候群が現れる。言うまでもないが、妊娠中や授乳期の女性の酒は絶対にタブーだ!

飲酒後の運動や入浴は控えて!
 飲酒後は、血中アルコール濃度が高まるので、肝臓、胃腸、すい臓などの消化器官はアルコールの分解・処理を急いでいる。飲酒後に運動したり入浴すれば、血液が全身の筋肉に分散され、内臓に血液が集まりにくくなるため、アルコールの代謝速度が遅れる。また、血液の循環が早まり、酔いが回って平衡感覚が乱れれば、事故や心臓発作に結びつくリスクもある。とくに入浴は、部屋・脱衣所・浴室・熱い湯との温度差があるため、血圧が急激に変動する。熱い湯をいきなり体にかけたり、熱い湯をはった浴槽につかると、血圧は一時的に急上昇する。体が温まると血管が拡張し、血圧が急低下するので、脳卒中を起こす恐れがある。飲酒後の運動や入浴は厳に控えよう!

肝臓、胃腸、すい臓、心臓などの定期検査を!
 日頃から健康管理に気を配っている人は多いだろう。とりわけ、この時期は、気温の変化、生活時間の不規則、多忙やストレス過剰などで体のホメオスタシス(恒常性)が乱れやすく、免疫力の衰えも侮れない。かかりつけの病院や診療所で定期検査を受けてから、宴席へ向かってほしい。

 上記の10カ条のほか、「番外ルール」も覚えておこう

●未成年者の飲酒は、しない、させない、許さない!
●飲んだら乗るな! 乗るなら飲むな! 飲酒運転は絶対に御法度!
●飲酒後のカラオケはホドホドに! 高いキー、大声は声帯を痛める!
●月経中の女性は、免疫力やアルコール代謝力が低下して酔いやすい!飲酒は控えめに!

 最後にオマケとして、飲みながら食べたいメニューも紹介しておこう。

 良質なタンパク質やビタミンが豊富、塩分や糖質が控えめ、栄養・消化バランスがいい、となれば......枝豆、納豆、豆腐、焼き鳥、豚肉、レバー、マグロやカツオなどの刺し身、タコ、イカ、ホタテ、アサリ、シジミ、タラコ、出し巻き卵、グリーンサラダ、ポテトサラダ、ワカメの酢の物、もずく、めかぶ、大根おろし、切り干し大根、ほうれん草のおひたし、きんぴらごぼう、フルーツ、トマトジュース、チーズ、ナッツ、レーズンバターなどがおすすめだ。

 酒は百薬の長か? 百毒の長か? 忘年会・新年会だけは、愉しく美味しく賑やかに! 酒を飲む時は、水分補給・適量・気持ちよく愉しみ、休肝日をとる! ゆっくりゆったり酒を愉しもう!
(文=編集部)