この天引きが実施されれば、実質的には未納問題は解決することでしょう。

しかし、本当に払えない家庭にとっては大きな痛手となってしまう可能性が高いので、払えない家庭に対しての配慮も忘れずに行われることが望まれます。

この天引き制度が実現するかどうかは今のところわかりませんが、有力候補であることには間違いないようです。

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日本では当たり前の給食ですが、海外では見かけないシステムとのこと。

自分たちの食べものを生徒自身が配膳し、みんな揃って「いただきます」と食べ始めるということから、いろいろなことが学べる素晴らしい取り組みであることは多くの人が納得しているはず。

だからこそ、ただ単に食事代として給食費を払っているのではなく、給食制度という素晴らしいシステムに子どもが参加する代金も含まれていると考えてみると、また違った方向性が見えてくるのではないでしょうか。

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<プロフィール>

ナツキレイ

フリーライター/日本語家庭教師

タイ在住を経てオーストラリアへ。現在はオーストラリアの田舎で日本語を教える傍ら、ライターとしても活動。政治・経済・教育などの分野から、子育て・旅行・セレブ情報など生活や趣味の分野まで幅広いジャンルで執筆中。定期的に英語のニュース・雑誌サイトの記事を翻訳してリライトも行う。日本生まれ海外育ちの2児の母。

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